シャープは3月9日、中国OPPOと日本法人のオッポジャパンに対し、特許侵害に基づく損害賠償請求訴訟の提起を行ったと発表した。シャープは「スマートフォンの通信技術に関する複数のLTE関連特許を侵害していると判断した」と説明している。

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    シャープは、「スマホのLTE関連特許を侵害している」として、中国OPPOと日本法人のオッポジャパンを提訴した

シャープは、3月6日にOPPO(Guangdong OPPO Mobile Telecommunications)をドイツのミュンヘン第一地方裁判所およびマンハイム地方裁判所に、3月6日と3月9日にオッポジャパンを東京地方裁判所に、それぞれ提訴した。同社は「保有する知的財産権を重要な経営資源と位置付けており、当社の知的財産権が侵害されていると判断した場合は、常に厳正に対処していく所存です」としている。

なお、シャープは1月30日にも、オッポジャパンがスマホの無線LAN関連特許1件を侵害しているとして、東京地方裁判所に特許権侵害差止請求訴訟を提起。オッポジャパンが日本市場で展開中のスマートフォン「Reno A」「Reno10xZoom」「A5 2020」「R17 Pro」「Find X」の5機種について、販売差し止めを求めていた。