リコーの360度カメラ「THETA」の開発を手がけた中心メンバーが立ち上げたスタートアップ企業のベクノスが、コンシューマー向けのペン型360度カメラ(全天球カメラ)を開発していることを発表した。スリムな本体に4つものカメラを搭載しており、アプリと組み合わせることでこれまでの360度カメラにはない機能や楽しみが味わえる。発売時期や価格は未定。

  • ベクノスが開発を進めているペン型の360度カメラ。スリムなボディに合計4つものカメラを搭載している

ベクノスが開発を進めているペン型の360度カメラは、側面に3つ、天面に1つの4つのカメラを搭載していること。通常の360度カメラは前後2つのカメラなので、情報量が大きく増すことになる。具体的にどのようなメリットが得られるのかは公開されていないが、アプリと組み合わせることでこれまでにない表現が得られるとみられる。

製品のターゲットは、カメラを趣味で利用するコンシューマーユーザーとのことで、ふだん撮影にスマホを使っている人も気になるカメラになりそうだ。ベクノスは、全天球カメラ以外にも、従来の枠にとどまらない特殊なカメラを開発していくという。