radikoは3月9日、災害時のラジオ活用情報などをまとめたPDFブック「防災ラジコファクトブック」を無償公開した。特設サイトから無料で表示できる。
同社によると、実証実験などを通じ、北海道胆振東部地震や西日本豪雨などの災害時、スマートフォンでラジオが聴ける「radiko.jp」への訪問者数が増加していたことが判明したという。このため、東日本大震災発生から9年目を迎える2020年3月11日を前に、防災時にラジオが役立つことを広める目的で「防災ラジコファクトブック」を作成、配布した。
内容はラジオの特性(特徴)の紹介、制作現場が考える災害時のラジオの役割などが中心で、聴取者向けのハウツー本ではないが、災害時にラジオが果たせる役割を理解しやすい内容となっている。同社は「いつ、どこで起こるかわからない災害に備えて、今できることは何なのかを考えるきっかけとなる」本だとしている。