お笑い芸人の小籔千豊が、俳優の竹内涼真が主演を務めるTBS系日曜劇場『テセウスの船』(毎週日曜21:00~)で、冷酷なキャリア警察官・馬淵を演じることが5日、明らかになった。15日放送の第9話から登場する。
週刊漫画誌『モーニング』(講談社)で連載されていた東元俊哉氏による同名漫画を原作とするこのドラマは、平成元年に警察官の父親が起こした殺人事件により世間からずっと後ろ指をさされ身を隠すように生きてきた主人公・田村心(竹内)が、あるきっかけでその事件当時にタイムスリップし、事件が起こる前の平成元年で父・文吾(鈴木亮平)とともに事件の真相を追う本格ミステリー。
小籔が演じる宮城県警監察官室の馬淵は、“組織”を守るためならば手段を選ばない冷酷なキャリア警察官。心と文吾を襲ったある事件を機に2人の前に立ちはだかる大きな敵となる。馬淵と文吾の間には過去の因縁があるようで・・・。馬淵の狙いとは? 父と子の運命を握る重要な役どころだ。
吉本新喜劇の座長である小籔は、2017年放送の日曜劇場『陸王』以来のドラマ出演で、主演の竹内とはそれ以来の共演となる。『陸王』で嫌味な営業部員を演じていた小籔が、本作ではどんな顔を見せるのか? 今後のストーリー展開とともに小籔の演技にも注目だ。
小籔は「このドラマを全て見てとても感動したので、途中から出演させていただくにあたってプレッシャーがすごかったです。それに、僕にはキャパオーバーなくらいたくさんセリフをいただいてしまって。必死でセリフを覚えなくてはならないので、撮影が終わるまではゲームを封印するつもりです(笑)」とコメントし、「本当に標準語を頑張っていますのでその辺りも見ていただけたらと思います」とアピール。「今回このドラマに参加させていただけて本当にありがたいのですが、正直言うと参加せずにオンエアでこのお話を見たかったなという気持ちも半分あります(笑)」と冗談交じりに告白し、「なので、そのぶん皆さんにはこの先のストーリーを是非楽しみにしていただければと思います」と呼びかけている。
原作者の東元俊哉がドラマイベントで「真犯人は原作とは違うと聞いている」と発言したこともあり、放送が進むにつれ犯人が誰かという「犯人考察」ブームが過熱。ネット上でも様々な意見が取り沙汰されている。第6話の放送で“犯人の一人”が加藤みきおであることが早々に判明したものの、第7話放送後には“事件の黒幕”の存在が明らかに。果たして真犯人は誰なのか? 小籔演じる馬淵も犯人候補に加わるのか?
■小籔千豊コメント全文
このドラマを全て見てとても感動したので、途中から出演させていただくにあたってプレッシャーがすごかったです。それに、僕にはキャパオーバーなくらいたくさんセリフをいただいてしまって。必死でセリフを覚えなくてはならないので、撮影が終わるまではゲームを封印するつもりです(笑)。
竹内くんは『陸王』の時もすでに人気でしたけど、今の方がさらに売れているので、今回この現場で会う前は「竹内くんがすごく偉そうになっていたらどうしよう」って思っていたのですが、全くそんな雰囲気もなく、本当に前と同じく自然な感じで接してくれたので安心しました。なんかやたら俳優面してしゃべってこられたら嫌だなと思っていたんですけど(笑)。前と何も変わらない好青年でよかったと思いました。
今回はセリフも多いので大変ですが、それ以上に本当に標準語を頑張っていますのでその辺りも見ていただけたらと思います。僕が出させていただいている第9話もめちゃくちゃ面白いのでぜひ見ていただけたらうれしいです。
あと、今回このドラマに参加させていただけて本当にありがたいのですが、正直言うと参加せずにオンエアでこのお話を見たかったなという気持ちも半分あります(笑)。なので、そのぶん皆さんにはこの先のストーリーを是非楽しみにしていただければと思います。
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