セコムはこのほど、「親の見守りについての調査」の結果を明らかにした。同調査は全国の親と離れて暮らす40代~50代の男女500名を対象にインターネットで実施したもの。
70歳以上の親と離れて暮らす人を対象に親の世帯構成に関して尋ねたところ、44.8%が「夫婦二人」、26.0%が「独居」と回答した。合わせると親だけで暮らす世帯が約7割を占めていることがわかった。親に会う頻度は「年に2回以上」が最も多いが、36.2%が「年1回以下」と答えている。
離れて暮らす高齢の親に心配や気がかりなことがあるか聞くと、80.2%が「ある」と回答した。どのようなことが心配なのか尋ねると、94.0%が「病気やケガ・熱中症などの健康面」と回答した。
親の様子や安否の確認など、見守りのために意識して行っていることがあるか尋ねたところ、38.2%が「ある」、61.8%は「ない」と答えた。実際にどのようなことを意識して行っているか聞くと、「定期的に電話している」(81.2%)が最も多く、「LINEやメールなどでやりとりしている」(36.6%)が続いた。
どのくらいの頻度で連絡を取っているか尋ねたところ、電話・LINEとも「週に1回」が最も多かった。
親の様子や安否確認を意識して行っていない人にその理由を尋ねたところ、「親はまだ元気なので必要性を感じない」(23.3%)が最も多く、「何をしたらいいかわからない」(21.4%)、「やろうと思いながら、先延ばしにしている」(16.2%)と続いた。
親の見守りサービスを利用するとした場合、どのような項目を重視するのか聞くと、69.0%が「親も自身も、操作等利用上の負担が少なく実施できる」、65.4%が「費用が安い」と答えた。