ミュゼマーケティングはこのほど、「キャッシュレス決済」に関する調査結果を明らかにした。同調査は1月17日~22日、全国20~34歳の女性1,356名を対象にインターネットで実施したもの。
普段の買い物で最も利用頻度の高い支払方法について尋ねたところ、昨年調査では「現金」(68%)が最も多く、「スマートフォン決済」はわずか1%だった。今回の調査では、昨年と同様「現金」(50%)が最も多かったが、2位が「クレジットカード」(34%)、3位は「スマートフォン決済」(10%)とスマホ決済が大きく増えている。
コンビニなど少額な買い物での決済方法について聞くと、1位は昨年同様「現金」だったが、割合は55%から44%に減少している。一方、2位の「スマートフォン決済」は28%と、昨年の5%から増加した。
電子決済アプリを携帯に入れている割合は、昨年調査時は22%だったが、今回は72%が「入れている」と回答した。ダウンロードしている電子決済アプリの数については、「1つ」(28%)という回答が最も多いが、「3つ以上」という回答も22%見られた。
最もよく使う電子決済アプリについて尋ねたところ、1位は「PayPay」、2位は「LINE Pay」で、3位が「メルペイ」だった。なぜそのアプリを使うのかという理由を聞くと、「使い方が簡単だから」「ポイントが貯まるから」「還元率が高い」という回答が挙がった。
現金と比較したキャッシュレス決済のメリットについて聞くと、最も多かった回答は「現金を持ち歩かなくてもいいところ」(19%)で、「ポイントが貯まるところ」(18%)、「還元があるところ」(17%)、「スムーズに支払いできるところ」(17%)」が続いた。
今後のキャッシュレス決済の普及率について尋ねると、89%が「いま以上に普及すると思う」と答えた。しかし、ご祝儀やご香典、お賽銭、お年玉などがキャッシュレス化されたら「利用したい」と答えた人は29%にとどまっている。
キャッシュレス決済に今後どのような期待を寄せているか聞くと、1位は「個人情報などセキュリティー管理に力をいれてほしい」(28%)、2位は「使える店舗やシーンがもっと増えてほしい」(26%)、3位は「もっと特典を充実させてほしい」(20%)だった。