俳優の吉村界人が、きょう5日に放送されるカンテレのオムニバスドラマ『エ・キ・ス・ト・ラ!!!』(24:56~ ※関西ローカル)の見どころを語った。

  • 吉村界人=カンテレ提供

ドラマの中に空気のように存在するエキストラらにスポットライトを当てていく同作。今夜放送の第8話は、劇中劇『猟奇的な君を宇宙の果てまで追いかける』の主演を務める“元”エキストラの若手俳優・高城蓮(吉村)の物語を描く。

これまではゲスト主人公に焦点を当てたオムニバスだったが、8話以降はレギュラーキャストのストーリーに。吉村は、第1話のゲスト主人公・間宮祥太朗とも『おまえはまだグンマを知らない』(17年)のテレビドラマ・劇場版で共演しており、「久しぶりに会って、なぜかすこし照れました(笑)」と言う仲だ。

蓮は、劇中劇の主演俳優として、別れ話に始まり、怪獣(?)に追われたり、10億円の謎を追い求めたり、ゾンビに襲われたりと、第1話から第7話まで、これまでさまざまな芝居を重ねてきた。第8話では、そんな主演ドラマが打ち切りの危機になり、視聴率アップを狙った独自のテコ入れ策で大暴走してしまう…というストーリーだ。

長いエキストラ時代を経て、ようやくゴールデン帯のドラマで主演を務められる俳優になったという蓮の役どころについて、吉村は「お芝居の仕事をやっている中で、少なからず高城蓮に羨望の眼差しもある」と言い、また「今を一喜一憂しながら踏ん張ろうとしている姿を演じるということはとても不思議で面白い感覚でした」と振り返る。

そして「(蓮は)自分の主観的な目線を信じ切っていつも現場に来ていると感じたので、演じる自分自身も本気で主観で生きている時間を多くしようと心がけました」と演じるうえでのこだわりをコメント。蓮の魅力について「すべて真剣に生きているゆえの滑稽すぎているところ」と言う吉村は「本気の人って僕は好きなんです」と、蓮役についての愛情も深い。

見どころについては「滑稽を演じてるのではなくて、本気で演じてみた結果、滑稽になってしまった人間らしい姿を見てほしい」とアピールした。