東プレは3月5日、静電容量無接点スイッチを採用した有線ゲーミングマウス「REALFORCE MOUSE」を発表した。3月19日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は税込18,000円~20,000円ほどの見込み。
同社のREALFORCEキーボードで採用されている静電容量無接点スイッチ(以下、静電容量スイッチ)を、マウスの左右のクリックボタンに採用したゲーミングマウス。マウス用の静電容量スイッチは同社で新開発したもので、押し心地をREALFORCEキーボードに近づけた、柔らかなタッチが特徴。ストロークは0.9m。
静電容量無接点方式は、内部パーツの静電容量の変化によってオン/オフを切り替える。物理的な接点を持たない構造のため、チャタリングによる多重入力が発生せず、約5,000万回という高いスイッチ耐久を備える。また、静音性も高い。
センサーは光学式で、PixArt 3360センサーを採用。レポートレートは本体背面のスイッチで125Hz / 500Hz / 1000Hzを切り替えられるほか、DPIは標準で400 / 800 / 1600 / 3200の4段階に設定されている。DPIの設定は専用ユーティリティで100ずつカスタム可能。
本体は83gと軽量で、左右クリック、スクロールボタン、親指近くの進む / 戻るボタン、DPI切り替えスイッチの計6ボタンを搭載する。
本体上部のインジケーターと、後ろ部分のロゴはLEDで光らせることができる。インジケーターはDPIを変更したときにも光り、標準では400が青、800が緑、1600が紫、3200が黄色となり、変更時の発光でもDPIがわかるようになっている。このほか、マウスを持ち上げたとき底面のセンサーが反応しなくなる距離を「High」「Low」で設定できるリフトオフディスタンス機能も搭載する。
ケーブル径は2.8mmと細いが、フッ素樹脂コーティングを施した内部ケーブルにより、引っ張りや断線に強い仕様となっている。ケーブルと本体の接続部分をやや上向きに設計することで、ケーブルを取り回しやすく操作性を向上させたという。
専用ユーティリティは発売日となる3月19日に同社サイトで提供。ユーティリティはボタン機能の割り当てやLED色の設定、DPI値の変更、規定のマクロの割り当てなどが行えるほか、マウス本体への設定の保存も可能。また、PC側でも名前を変えて複数保存でき、同社はゲームジャンルごとに設定を変えて保存しておくといった使い方を提案している。
本体サイズは67×122×42mm、重さは約83g。ケーブル長さは約1.8m。インタフェースはUSB 2.0の有線。ユーティリティの対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10。ユーティリティを使わなければ、macOSでも使用できる。