西武鉄道は4日、駅ホームにおけるさらなる安全性の強化を目的に、西武新宿駅2番ホームにて3月11日からホームドアの使用を開始すると発表した。西武鉄道では初となる、扉位置の異なるさまざまな車両に対応した大開口ホームドアが設置される。
西武新宿駅では片側4ドアの通勤車両に加え、特急車両10000系や観光電車「西武 旅するレストラン 52席の至福」といった片側2ドアの車両も停車することから、ドア位置の相違に対応した長尺多段式の大開口ホームドアを使用する。
一部の大開口の扉箇所に関して、特急車両10000系が停車した場合はホームドアの両側が開扉し、片側4ドアの車両が停車した場合は、常時連結していない部分の車両連結部での転落防止のため、片側のみ開扉する仕様になるという。
ホームドア設置については国・東京都・新宿区から補助を受けており、西武新宿駅では2番ホームに続き、1・3番ホームも2020年度中に設置を予定している。