集英社は3月5日、斉藤章佳著『しくじらない飲み方 酒に逃げずに生きるには』(税別1,300円)を発売する。
同書では、20年近くアルコール依存症治療の臨床に携わってきた精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏が、現代日本におけるアルコール問題や依存症治療について紹介している。
斉藤氏は、従来の「アル中」のイメージで、自分には関係のない一部の特殊な人がなるものとしてとらえている人が多いが、アルコール依存症はお酒を飲む人にとって身近な問題であると警告する。
また、1,000万人いると言われるアルコール依存症予備軍の増加とストロング系チューハイの関係、女性や若年層のアルコール問題、超高齢社会における高齢者の飲酒問題、断酒一辺倒だった依存症治療の変化、飲酒文化の背景にある「男らしさ」信仰など、幅広いテーマについて取り上げている。