アップルが今年の1月に作品を募っていたiPhone写真コンテスト「Shot on iPhoneナイトモードで撮影チャレンジ」の受賞作が発表されました。受賞作品は全6点で、残念ながら日本人の作品は選ばれませんでしたが、いずれも「これiPhoneで撮ったの?」と驚かされる幻想的な作品ばかりとなりました。

  • Rubén P. Bescósさんがスペインで撮影した作品。巡礼者たちの姿を、映画のワンシーンのようにシルエットでとらえつつ、手前の岩場や背後の様子をリアルに描いている

毎年恒例の「Shot on iPhone」ですが、今回はコンテストの名称の通り、iPhone 11/11 Pro/11 Pro Maxのナイトモードで撮影した写真のみに限定されました。受賞作品は、いずれも夜間や夕暮れ時など撮影が難しく失敗しやすい低照度のシーンながら、目にした瞬間を細部までリアルに写し取っていることが分かります。

  • Rustam Shagimordanovさんがロシアの海辺の村を撮影した作品。ディテールの描写や忠実なホワイトバランスがお見事

  • Konstantin Chalabovがロシアで撮影した作品。ぽつんと停まったクラシックなワゴンが放つ光を幻想的に描いている。照明で照らされた車内の様子も、白飛びせず忠実に描いている

受賞作品で使われたiPhoneは、6作品のうち5作品がiPhone 11 Pro/11 Pro Maxですが、1作品は売れ筋のiPhone 11で撮影されました。これらの受賞作品を参考に、ぜひiPhone 11シリーズのナイトモードで幻想的な写真を撮影してみてはいかがでしょうか? ナイトモードの撮影のコツは、iPhone 11のレビュー記事「iPhone 11レビュー 超広角レンズがもたらすカメラ革命」をぜひ参考にしてください。

  • 再びロシア勢の作品。Andrei Manuilovさんが撮影した古めかしいアパートの様子。おそらく、肉眼ではもっと真っ暗だったと思われる状況を、細かな部分までしっかり描き出している

  • Yu “Eric” Zhangさんが中国の北京で撮影した作品。裸電球で照らされた屋台の様子を、ぶらさず白飛びさせず忠実に切り取っているのに驚く

  • Mitsun Soniさんがインドで撮影した作品。まるでCGのように見える赤い木の様子が印象的だが、夜空の星もしっかり描かれているのに注目