3月6日公開の映画『ジュディ 虹の彼方に』の公開直前イベントが3日、都内で行われ、タレントのMattが出席した。
ハリウッド黄金期を象徴する1939年公開の映画『オズの魔法使』で主役のドロシー役に17歳で抜てきされ、一躍スターダムへと駆け上がった伝説のミュージカル女優ジュディー・ガーランドの波乱に満ちた人生を描いた本作。主人公のジュディー・ガーランドには、レネー・ゼルウィガーが演じており、先のアカデミー賞では主演女優賞に輝いた。
公開を間近に控えたこの日は、スペシャルゲストにMattを迎えてトークショー。本作を2回鑑賞したというMattは「人間ってある意味平等だと思いました。有名になることは素晴らしいんですが、その裏には苦労や人が離れたりすることもあり、幸せも人によって違います。仕事が成功したら家庭が上手く行かなかったりと、皆さんに通じるものがあって本当に感動しました」と刺激を受けた様子。ジュディー・ガーランドを演じたレネー・ゼルウィガーについては「表情が本当にすごくて、歌唱シーンで口の震え方とか細かい表情まで再現されていました。彼女なりの表現の仕方が本当に素晴らしいと思いましたし、改めて女優さんって素晴らしいなと思いました」とその熱演ぶりを賞賛した。
イベントでは劇中で流れる「オーバー・ザ・レインボー」をMattが熱唱。「すごく緊張しました。ドキドキして途中から震えましたよ」と感想を述べ、音楽を始めたきっかけについても言及して「父(桑田真澄)が肘を手術した時にリハビリとしてピアノを弾いていたんです。その姿を後ろから見ていて、家にピアノがあったから独学で始めました。お父さんもまさかそれがきっかけになるとは思わなかったでしょうね」と明かした。
Mattは先日行われた東京ガールズコレクションに初めて出演。新型コロナウイルスの影響で無観客で行われたが、「無観客でしたがカメラがあったのでその感覚には慣れていました。歌を歌わせてもらいましたが、大きな会場で歌うのは緊張したけど楽しかったです」と満足そうだったが、「お家で待機する中で楽しみを見つけたり家族といる時間が増えると思います。やれることはたくさんあると思うので、皆さんがマイナスにならずポジティブになって欲しいですね」と外出を控えている人々を勇気づけていた。映画『ジュディ 虹の彼方に』は、3月6日より全国公開。