女優の玉城ティナが2日、大阪・カンテレ本社で、同局の深夜ドラマ『そして、ユリコは一人になった』(5日スタート、毎週木曜24:25~ ※関西ローカル、初回のみ24:26~)の記者会見に出席した。

玉城ティナ

このドラマは、とある高校に代々伝わる「ユリコ様伝説」によって起きる連続死の真相を追うミステリー。

ミステリードラマ初挑戦となる玉城は、主人公・嶋倉美月を演じる上で心がけたことを聞かれると、「美月は謎めいているんですけど、ある意味ストーリーテラーのような役割もしていて、一番視聴者の方と近いキャラクターでもあるのかなと思っています。ミステリアスである以上に、もっと奥が深い役柄に見えるように表情や声の出し方で、他のキャラクターと差別化ができるように心がけました」と、難しい役どころにも臆さず臨んだ様子だ。

続けて、「最初にお話を頂いたときに、ユリコ様の役なのかなって勘違いしました(笑)。けれど読み進めていくと、美月の方が私にぴったりだなと思いました。ミステリアスさだったり、何を考えているのかわからない感じは、自分で出しているつもりはないんですけど周りに言われたりするので、自分と良い風に合わさって、美月というキャラクターになれたらと思いました」と、役を勘違いするというエピソードを披露。

さらに、ドラマタイトル『そして、ユリコは一人になった』にちなんで、1人で行動することがあるかと聞かれると「1人で旅行も行きますし、もちろん1人でごはんも食べますし、一人っ子なので1人でいる環境がすごく当たり前で育ってきているので、楽しんで1人の時間を過ごしています! スケジュールにあまりしばられずに、気楽にいけるひとり旅が好きです」と、アクティブな一面を見せた。

今回、クリエイティブアドバイザーとして作品に参加する佐藤二朗の印象を聞かれると、「想像通りの方で、佐藤さんがいらっしゃると現場がめちゃくちゃ明るくなりました。佐藤さんはドラマにも出演されるので、そこも見どころのひとつだと思います。どういう役で出演されるのか、美月との関わりは何なのか、注目してもらいたいなと思います」とコメント。

最後に「ユリコはなぜ1人になる必要があったのか。“ユリコ様伝説”によって人がどんどん淘汰されていくと知っている状態で、人が極限の状態になったときにどういう行動をとるのかという、人間ドラマの側面も併せ持つ物語です。話を重ねていくごとに緊迫感も増していきますし、ミステリーとしても想像しがいのある作品だと思うので、ぜひ皆さん推理しながら見ていただきたいなと思います」とアピールした。