エアトリは3月2日、「タクシー運賃引き上げ」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2020年2月6~9日、有効回答は20~70代の個人791人。
タクシー運賃の値上げ、8割弱が「知らなかった」
2020年2月、一部地域(25都道府県48地域)でタクシー運賃の値上げが実施された。そこで、今回の値上げを知っていたか尋ねたところ、「知らなかった」が77.4%に上り、「知っている」は22.6%にとどまった。
今回の値上げについてどう思うか聞くと、「どちらとも言えない」が54.0%で最多。次いで「反対」が31.4%、「賛成」が14.7%となった。賛成意見としては「待遇改善によって安全性を確保して欲しいから」(40代男性)など、反対意見としては「不便な所に住んでいる人や老人等、本当に必要な人には値上げは生活に直結するので」(30代男性)などの声が寄せられた。
普段のタクシーの利用頻度については、「ほぼ利用しない」が最も多く51.7%。次いで「数カ月に1回」が24.8%、「月に1.2回」が15.5%と続いた。
数カ月に1回以上タクシーを利用している人に、値上げ後も変わらずタクシーを利用するか質問すると、67.0%が「変わらずタクシーを利用する」と回答。一方、「利用回数を減らす」は26.2%、「利用しない」は6.8%となった。
「利用回数を減らす」または「利用しない」と答えた人に、初乗り(2kmまで)が幾らくらいまでなら継続して利用するか問うと、「450円以下」が42.9%、「500円」が30.2%と、「500円まで」が7割以上を占めた。以下、「550円」が4.0%、「600円」が10.3%と続いた。