新宿駅前クリニックは3月2日、「病院選びと診察についての意識調査」を発表した。調査は2月17~18日、20~60代以上男女200人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。「体調を崩したときに受診している、かかりつけの病院や医師はいますか? また、その診療科目は何ですか?(複数選択)」と聞いたところ、「内科」(115人)、「歯科・口腔外科」(54人)、「特になし」(48人)、「皮膚科」(31人)、「耳鼻科」(28人)、「心療内科・精神科」(20人)、「婦人科・産婦人科」(17人)、「眼科」(16人)、「整形外科」(11人)、「外科」(7人)、「泌尿器科」(3人)、「その他診療科」(6人)となった。
そして、かかりつけの病院の良い点として、「家族全員がお世話になっているので、一人が受診した際に、他の家族のことも聞いてくれアドバイスをしてくれること」(40代女性)、「子供が風邪をこじらせて点滴を受けることになったのですが、看護師さんが『お母さんも疲れているから』とベットで休ませてくれた。長引く看病でクタクタになっていたのでとてもありがたかった」(40代女性)などがあった。
続いて、「何を基準に病院を選びますか?」と尋ねると、「通いやすさ・アクセス」(41%)、「医師・スタッフに関する情報」(26.5%)、「口コミなど利用者の評価」(16%)、「診療日・診療時間」(8%)、「待ち時間・混雑状況」(4.5%)、「施設・設備」(1.5%)、「その他」(2.5%)という結果に。
また、良いと思う病院の特徴としては、「医者が丁寧に説明してくれること。看護師などスタッフの感じの良さ」(40代女性)、「過剰に混雑しておらず、医師が十分に説明してくれる」(30代男性)、「よく話を聞いてくれて、その先のリスク・可能性など、色々と考えて情報をくださる先生がいる病院がいいです」(40代女性)という意見があった。
そして、「受診した病院にもう行かないと思ったことはありますか? またその一番の理由は何ですか?」と聞いたところ、「医師・スタッフの対応」(59.5%)、「思ったことは無い」(15.5%)、「待ち時間・混雑状況」(15%)、「口コミなど利用者の評価」(1.5%)、「価格」(1.5%)、「その他」(7%)となっている。
なお、病院に行かなくなった理由として、「自分はかかりつけ医じゃないから~とロクに診察してくれなかった。専門医だから診てもらいに行ったのに最低だと思いました」(40代女性)、「朝早く受付したのに診察まで2時間以上待った。待ち合い室もめちゃくちゃ混んでいて、座って待てずにかなりきつかった」(30代女性)、「診断が間違っていた。指を怪我し、病院で縫ってもらったが指が曲がらず、違う病院で診てもらったら腱が切れていた。もう絶対そこにはいかない」(40代男性)というコメントがあった。
さらに、「新型肺炎(新型コロナウイルス)が流行していますが、もし今、風邪などに罹ったと思ったら病院に行きますか?」と聞くと、「行く」(40.5%)、「著しく体調が悪ければ行く」(47%)、「行かない」(3.5%)、「その他(相談窓口の利用など)」(9%)という結果に。
病院に行かない理由では、「コロナウイルスやインフルエンザ等の感染が怖いので。自分だけでなく、子供にも感染させたくないので」(30代女性)、「自分が病院で他人に感染させる危険性があるから」(30代男性)、「確定診断を受けたら、一週間休まないといけないから」(40代男性)などがあった。