近畿日本鉄道と海遊館はこのほど、海遊館が開業30周年を迎えることを記念し、両社の思いを車内外にデザインした5800系1編成(6両編成)のラッピング列車「海遊館トレイン」を近鉄奈良駅から神戸三宮駅までの区間で4月3日から運行すると発表した。
「海遊館トレイン」は、近畿日本鉄道の経営理念「『いつも』を支え、『いつも以上』を創ります。」と、海遊館30周年のスローガン「まいにち奇跡。」を掛け合わせ、日常の何気ない移動時間に海の美しさや生き物の不思議さを感じてもらいたいとの思いから生まれたコラボ企画。4月3日から約1年間の運行を予定している。
車体のラッピング装飾と車内の各種演出はすべてオリジナルでデザイン。外観は白を基調に、海の生き物を淡い色合いで描き、開業30周年を祝うくす玉の形をイメージしたモチーフを展開している。
車内においては、カラフルなイソギンチャクをイメージしたリボンテープにカクレクマノミが顔を覗かせる車内吊りを設置したほか、ドアまわりに海と生き物に関連するポエムやくす玉のイメージ、ドア横に生き物の不思議さを伝えるプチメッセージとポエム、海のアート作品などのポスターを展示。床面に海遊館の生き物やメッセージを添えたイラストを施した。