リニア・鉄道館はこのほど、同館で実施する春のイベントについて発表した。東海道新幹線の車両開発や技術進歩について紹介する企画展やガイドツアーなど、各種企画が用意された。
企画展は3月18日から9月22日まで、「東海道新幹線 技術の進化」と題して開催。1964(昭和39)年に世界初の高速鉄道車両として誕生した新幹線0系から、現在の主力車両であるN700A、さらには次期主力車両となるN700Sまでの車両開発や東海道新幹線の進化について、貴重な資料やパネルなどを通して紹介する。
ガイドツアーは土休日や春の連休期間中を中心に開催。今回は0系からN700系まで並んだ展示車両に触れながら、新幹線の進化について学べる「並べて比べて新幹線ガイドツアー」を初めて企画した。展示物の見所を解説する「みどころガイド」、バネと電車の乗り心地の関係性を学ぶツアーなど、過去に開催したツアーも実施する。
3月20~22日の12時30分から16時までに限り、展示している0系の「前頭覆い」を特別に開放。5月2~6日も同じ時間帯に0系、100系、300系、700系、N700系のいずれか1両の前頭覆いを開放して展示する。どの車両を開けるかは事前に発表しない。
その他、新幹線運転台公開やヘッドマークを展示する特別展などの催しを実施予定としている。なお、リニア・鉄道館は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、3月17日まで臨時休館。期間を延長する場合もあるとのこと。