住環境ジャパンは2月21日、「住宅購入前後のギャップとエピソード」に関する調査結果を発表した。調査は1月31日~2月1日、30~40代未就学子育て世代の住宅購入経験者1,107名を対象にインターネットで行われた。

  • 住宅購入の「理想と現実」

    住宅購入の「理想と現実」

はじめに、購入前の理想について尋ねたところ、「予算内で収まる」(33.1%)が最も多く、次いで「イメージ通りの間取り」(20.8%)、「日当たりが良い」(19.4%)、「良い立地」(16.1%)、「充実した設備など」(8.9%)と続いた。

一方、現実では「予算オーバーしてしまった」(44.3%)が最も多く、次いで「間取りが失敗してしまった」(19.3%)、「日当たりが悪かった」(10.0%)、「設備が使いにくかった」(8.6%)、「立地が悪かった」(5.4%)という結果に。

実際に住宅購入経験者に住宅購入の際の失敗エピソードを教えてもらったところ、「知り合いの工務店に頼んだので文句が言いづらかった」「購入後のリフォームについて修正が多かったので料金が高くなりました」「日当たりが悪くて失敗した。色んな時間帯や天気の時に見に行けば良かった」「最初しか頼めないオプションをもっとつけておけばよかった」といった失敗談が寄せられた。

  • 住宅購入の際に大変だったこと

    住宅購入の際に大変だったこと

次に、「住宅購入は大変だと感じましたか?」と質問をしたところ、なんと9割が「はい」(90.8%)と回答。具体的に「どんなところが大変だと感じましたか?」と尋ねると、「複数回ある書類提出」(29.7%)が最も多く、次いで「住宅ローンに関する知識不足」(18.6%)、「不動産に関する知識不足」(17.8%)、「スケジューリング」(15.9%)、「資金調達」(8.4%)、「不動産選び」(7.4%)と続いた。

また、「住宅購入や相談の際にこんなサービスがあったら嬉しい!を教えてください」と質問したところ、「一貫したワンストップサービス(購入から設計、工事まで)」(42.8%)、「小物やインテリアを家に取り寄せ確認できる」(21.5%)、「VR内覧」(18.8%)、「訪問サービス」(13.9%)が上位にあがった。