LINEリサーチ(LINE運営)は2月26日、「新型コロナウイルスに関する調査(第2回)」の結果を発表した。調査日は2020年2月19日、調査対象は15~69歳の個人で、有効回答は5,024人。
職場の対応、在宅や時差通勤は5%以下
最近2週間の間に生活の中で困ったことを聞くと、「マスクが手に入らない」が49%と最も多く、2月5日に実施した第1回調査と比べて6ポイント増加。また、「手指のアルコール消毒用品が手に入らない」も前回より8ポイント増え20%となった。
新型肺炎に関する認知度は前回調査と同率の99%。新型肺炎について具体的に知っていることを尋ねると、「ヒトからヒトへの感染がある」が86%、「発生源は中国の武漢市であるといわれている」が81%、「重症化する場合があるといわれている」が78%など、様々な特徴が認知されていた。
職場での対応や推奨されていることを質問すると、1位「手指のアルコール消毒用品が常備」(26%)、2位「マスクの着用の義務/推奨」(23%)と続いたほか、5位に「イベントや集会の中止」(14%)が入った。一方、「時差通勤の推奨」や「在宅勤務の許可/推奨」はともに5%にとどまったものの、同調査では「2月25日発表された政府の基本方針から、テレワークや時差出勤の推進等が含まれているため、今後取り入れが進む職場も増えてくる可能性は考えられる」と分析している。
新型肺炎について欲しい情報を前回調査と比較すると、「流行が落ち着きそうな時期」は4ポイント増の49%。他方、「症状が出た場合の対応」は9ポイント減の46%、「予防の仕方」は8ポイント減の43%、特に「感染者の情報」は17ポイント減の23%と大幅に減少した。