東武鉄道は6月6日、東武スカイツリーラインと伊勢崎線、日光線、東武アーバンパークライン(野田線)でダイヤ改正を実施する。日光・鬼怒川・会津方面の利便性を高め、「SL大樹」を増発し、特急「リバティ会津」の速達性も向上する。

  • ダイヤ改正後、土休日を中心に「SL大樹」「DL大樹」の計4往復体制に

「SL大樹」は現在、土休日を中心に下今市~鬼怒川温泉間で3往復運転されている。ダイヤ改正後は「SL大樹」に加え、ディーゼル機関車による「DL大樹」も設定し、土休日を中心に「SL大樹」2往復・「DL大樹」2往復の計4往復体制に。平日は原則として2往復の運転となる。改正後も下今市駅での特急列車との接続は全列車で維持する。

野岩鉄道・会津鉄道へ直通する特急「リバティ会津」は、停車駅を見直すとともに交換待ち合わせを改善。浅草駅11時0分発の下り「リバティ会津117号」、会津田島駅13時2分発の上り「リバティ会津132号」において、東武線内の大谷向駅、大桑駅、小佐越駅は通過する。野岩鉄道・会津鉄道の線内では、上り「リバティ会津150号」を除き、男鹿高原駅と七ヶ岳登山口駅、会津山村道場駅、会津荒海駅、中荒井駅を通過。下り「リバティ会津117号」・上り「リバティ会津132号」はこれらの駅に加え、川治温泉駅と中三依温泉駅も通過する。停車駅の見直しなどにより、「リバティ会津」は浅草~会津田島間で下り最大10分、上り最大6分の所要時間短縮となる。

現在、東武ワールドスクウェアの開園時間のみ列車が停車している東武ワールドスクウェア駅では、ダイヤ改正を機に開園時間外も含め、すべての列車が停車することになった。来園者に加え、近隣施設などへの来訪者の利用促進を図る。その他、夕方時間帯に運転される特急「きぬ142号」が新たに新高徳駅に停車する。