日産自動車は軽スーパーハイトワゴンの新型「ルークス」を発売する。先代の「デイズ ルークス」に比べホイールベースは65mm拡大。後席のスライド幅を260mmから320mmに伸ばすなど、使い勝手を高めた。発売日は3月19日で、価格はスタンダードモデルが141万5,700円~168万800円、「ハイウェイスター」が173万4,700円~206万6,900円。
軽とミニバンのいいとこ取り?
「ルークス」というクルマは今回の新型で3世代目となる。初代は「ルークス」、2世代目は「デイズ ルークス」という車名だったが、新型では名前を元に戻した格好だ。スーパーハイトワゴンは軽自動車市場の過半数(約5割)を占める人気車種で、ホンダの「N-BOX」など強力なライバルも多い。
先代モデルに比べ、新型ルークスはホイールベースが65mm、後席の足元が80mm拡大。後席のスライド幅は260mmから320mmに伸びた。前席はこれまでよりヒップポイントが60mm高くなり、位置は前寄りとなったので、視界が良好になったそうだ。後席の電動スライドドアには「ハンズフリーオートスライドドア」を採用。荷物で両手がふさがっていても、車体の下に片足をかざせばスライドドアを開けることができる。
ルークスには運転支援技術「プロパイロット」を搭載したグレードを用意する。昨年発売となったハイトワゴン「デイズ」は、軽自動車として初めてプロパイロットを搭載したモデルとなったが、新型ルークスのプロパイロットは新たにミリ波レーダーを追加採用し、より遠くの先行車を検知することが可能に。夜間の歩行者認識性能も向上しているという。
視界と使い勝手が良好で、先進のプロパイロットを搭載する新型ルークス。このクルマについて日産は、「ミニバンの使い勝手と軽自動車の運転しやすさを両立」させたと出来栄えに自信を示している。