近畿日本鉄道は2月28日から、AIを活用したデジタルサイネージによる案内サービスの実証実験を実施する。
この実証実験では、駅構内や乗換案内、周辺の店舗や観光スポット、おすすめの土産などを音声会話で教えるAIデジタルサイネージとして、ティファナ・ドットコムが開発した「AIさくらさん」と、JR東日本情報システムが開発した4カ国語対応の「駅案内AIサイネージ」の2つを用意した。
大阪難波駅と近鉄奈良駅、近鉄名古屋駅、五十鈴川駅に「AIさくらさん」、近鉄日本橋駅と宇治山田駅に「駅案内AIサイネージ」を設置し、利用者からの問い合わせに対して適切な回答ができているか検証する。
あわせて実証実験の過程で尋ねられたさまざまな質問内容をAIに学習させることにより、回答精度を向上させ、より充実した案内サービスをめざす。実験期間は2月28日から4月24日までとなっている。