小田急電鉄はこのほど、AIを用いて踏切内の異常を検知する実証実験を小田原線玉川学園前8号踏切で開始した。実験期間は3月までの予定(終了日未定)とされている。
この実証実験では、ノキアソリューションズ&ネットワークスが販売しているAI「スペースタイムシーンアナリティクス」の技術を初めて踏切に活用。踏切監視カメラがとらえた映像をAIで解析し、踏切内で発生した異常を検知する。
3月まで行われる実証実験を踏まえ、将来的にはAIによる映像解析にもとづき、付近を走行する列車を自動で停止させるなど、踏切での事故を未然防止できる監視体制の構築をめざす。実験で用いる映像データは小田急電鉄が厳重に管理し、目的外では使用しないとしている。