元SMAPの中居正広が21日、都内で会見を開き、3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所することを発表した。
16時スタートの会見だったが、開始時刻前に報道陣が入場するとすでに中居が待機しており、報道陣を出迎え。「よろしくお願いしますよ」などと報道陣に声をかけ、「フラッシュの点滅にご注意ください」というボードも見せて笑いを誘った。その後、報道陣が全員位置についてから、仕切り直して登場。無理やり真面目な顔を作って「ちょっと違うかな」と入場のやり直しもして笑わせた。
そして、「ただいまより私、中居正広、退所ロングインタビューを開催したいと思います。よろしくお願いします」と、真面目な挨拶に我慢ができず笑いをこぼしつつ会見をスタート。「3月いっぱいをもって退所することになりました」と報告し、「4月以降もこれまで通りできる限りのことはやりたいなと思っています」と話した。
続けて、退所までの経緯を説明。「去年の5月、6月くらいに会社の方に『退社を考えております』とお話して、タイミングを見計らって日時を決めていきましょうかって話して、その直後にジャニーさんが体調を崩して倒れてしまい、僕の話は置いておいてもらって構わない状況でした。ジャニーさんが亡くなり、葬式とかもあり、夏から秋にかけてお話ししようかなと思ったら、誰がグループから抜けるとかバタバタ…そのときに思ったのが、ずっとタイミングみてたら俺、辞められないなって。それで去年いっぱい、解散して丸3年になりますので、このタイミングかなと思っていたんですけど、僕自身もジャニーズ事務所にいながら会社をつくって準備ができてからじゃないかなということで、伸ばし伸ばしになって3月というタイミングになりました」と語った。
ここから質疑応答へと移り、いつ頃から退所の気持ちが芽生えたか聞かれると、「解散したとき、ひと段落みたいになって。自分の中で次のステップに進むにあたって、20・30代のようなギラギラした感じが、ひと休みしてから湧き出てくるものなのかなと思っていたんですけど、半年経ってもまだ意欲というか『よし! 次!』っていうような感じにならなかったのかな。そして、2年が過ぎたときくらいから、そろそろ考えないといけないなと」と告白。
「1人になって環境が変わればそういうものが湧き出てくるんじゃないかという期待もあるんですけど、1人になっても湧き出てこないかもしれないですし、湧き出てきたとしても老舗の会社を辞めるわけですから、やる気があってもできないことも、可能性が狭まるんじゃないかとか」と今後どうなるかわからないとしながら、「今までお世話になった会社を辞めてでも、環境を変えなければいけないなと思ったのが正直な要因の一つ」と語った。
個人事務所は「おとといできた」とのこと。会社名を聞かれると、「いやー恥ずかしいな」と照れつつ、「のんびりな会」と発表。「今後の活動するにあたっての心情。のんびりやっていこうかなという思いも含まれているんじゃないでしょうか」と説明した。
また、元SMAPの木村拓哉、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾には「昨日4人にはメールでお伝えしました」と退所を報告したとのこと。“新しい地図”として活動している稲垣、草なぎ、香取との今後の共演の可能性を聞かれると「1%から99%の中にある」と回答し、SMAP再結成の可能性も「1%から99%の中。100%ないとは言えない」と話した。