JR東海、JR西日本、JR九州は21日、東海道・山陽・九州新幹線の車内で提供する無料Wi-Fiサービス「Shinkansen Free Wi-Fi」の整備完了を発表。あわせて東海道新幹線において、車内テロップでのニュース情報の提供を終了することも発表された。

  • 東海道・山陽新幹線「のぞみ」などに使用されるN700A

東海道新幹線での車内テロップによるニュース情報の提供は1985(昭和60)年から行われてきたが、今年3月のダイヤ改正をもって提供を終えることになった。「Shinkansen Free Wi-Fi」サービスの整備完了にともない、「お客様の多くがご自身のスマートフォン等でニュース等の情報を取得できる環境が整ったこと」を理由に挙げ、今後はニュースに代わり、日本語・英語による新幹線の利用案内を充実させると説明する。

「Shinkansen Free Wi-Fi」の整備完了予定日は2020年3月30日。東海道・山陽・九州新幹線の全列車でサービスを利用できる環境が整備され、メールアドレスの登録またはSNSを使った認証により、誰でも無料で利用可能となる。大規模災害時は登録なしで誰でもインターネットを利用できるとのこと。

なお、通信容量が限られていることもあり、利用するWi-Fi対応端末の機種や利用者の人数などにより、通信が遅くなる・接続しづらくなる場合がある。携帯電話の電波を使用するため、電波の状況等により利用できない場合もある。