コンピュータエンターテインメント協会と日経BP、電通は、「東京ゲームショウ2020（TGS2020）」を2020年9月24日から27日の4日間幕張メッセで開催することを発表した。2月21日から出展申し込みの受付を開始する。ビジネスデイが9月24日と25日、一般公開日が9月26日と27日。

TGS2020のテーマは、『未来は、まずゲームにやって来る。』に決定。未来を拓くテクノロジーをいち早く、かつ最も身近に体感できるのがゲームであり、最新ゲームに触れることで、ワクワクできる未来がすぐそこまで来ていることを思いきり実感して欲しい、という思いをテーマに込めた。

TGS2020では、クラウドゲーミングの本格化や5Gのサービス開始など、ゲームを取り巻く環境の進化にフォーカスするほか、新プラットフォームがもたらす、これまでにないゲーム体験を提供。加えて、教育、ファッション、アート等の産業とゲームをクロスオーバーさせ、ゲームの「新たな可能性」を体感できる場を創出するという。

また、TGS2020では、来場者はもちろん、会場に来られないゲームファンに向けて、会期前から国内外のさまざまなインフルエンサ―と協力し、話題を発信していく予定だ。国内外のメディアパートナーや複数の動画プラットフォームとも連携して、日本語・英語・中国語で情報を発信。グローバル規模でのネット視聴者を拡大していく。

  • TGSで注力する4つのポイント

  • 最新のプラットフォームや技術にフォーカス

  • 教育やファッション、アートなどとコラボ

  • グローバルでの情報発信を強化

  • インフルエンサーの活用で未来のゲームファンを獲得

eスポーツにおいては、2020年も大型ステージ「e-Sports X（クロス）」にて、さまざまな大会を開催する。詳細は4月に発表予定。

そのほか、ビジネスデイには、「TGSフォーラム 基調講演」や、インディーゲームをプレゼンする「SOWN（SENSE OF WONDER NIGHT 2020）」、ゲーム産業の技術動向やビジネス動向にフォーカスしたカンファレンスを行う「TGSフォーラム 専門セッション」、海外の来場者・出展社と、国内出展社および報道関係者のビジネス交流を目的として「インターナショナルパーティー」を開催する。

予定されている展示コーナーは以下の通り。

  • 一般展示
    • ゲームソフトを中心としたデジタル・エンターテインメント関連製品やサービスを紹介。
  • スマートフォンゲームコーナー
    • スマートフォンや各種タブレットなどのスマートデバイス向けゲームと、携帯端末やPCブラウザなどで楽しめるソーシャルゲームにフォーカスする。
  • クラウドゲーミングコーナー（2020年から新設）
    • ゲームのストリーミング配信サービスや、それらの周辺機器およびサービスを提供するインフラなどを展示する。
  • ゲームスクールコーナー
    • 未来のクリエイターのために、ゲームスクールを紹介する。
  • インディーゲームコーナー
    • 独立系（インディー）開発者を出展対象とする、あらゆるプラットフォーム向けの完全オリジナルゲームを展示。
  • e-Sportsコーナー eスポーツとして展開しているゲームタイトル（家庭用ゲーム、スマートフォンゲーム、PC ゲーム）や、ハードウエア、デバイスなどを展示。コーナー内には大型ステージも設置する。
  • VR/ARコーナー
    • VR（Virtual Reality：仮想現実）、AR（Augmented Reality：拡張現実）、MR（Mixed Reality：複合現実）関連ゲームソフトやハードウエア、関連サービスなどを展示するコーナー。
  • 物販コーナー
    • ゲーム関連グッズの販売を目的とした専用コーナー
  • ゲーム×ファッションコーナー（2020年から新設）
    • ゲームの世界観やキャラクターを活用し、ファッションをテーマにしたコンテンツを展示するコーナー。
  • ファミリーゲームパーク（一般公開日のみ出展）
    • 「ゲームを通じた新しい学び」をテーマに、子どものさまざまな可能性をひらく体験ができ、家族で楽しめるゲームソフトやゲーム関連製品も紹介する。
  • ビジネスソリューションコーナー
    • ゲーム関連のBtoB企業を対象とする展示コーナー。オプション（有料）としてTGSフォーラムスポンサーシップセッションも用意。「4日間出展」と「ビジネスデイのみ出展」のブースがある。
  • アジアニュースターズコーナー
    • 東南アジア・南アジアおよび中東地域を中心に、現地で有望なゲームベンチャー企業、開発スタジオ、ソリューションベンダーなどを紹介。「4日間出展」と「ビジネスデイのみ出展」のブースがある。
  • 東欧ニュースターズコーナー
    • ゲームエンジニアを育成する工科大学が充実している東欧各国（ポーランド・クロアチア・チェコ・ルーマニアなど）からゲームベンチャー企業を紹介。「4日間出展」と「ビジネスデイのみ出展」のブースがある。
  • ラテンニュースターズコーナー
    • 新興著しい中南米各国（ブラジル・アルゼンチン・チリ・コロンビア・コスタリカ・メキシコなど）からゲームベンチャー企業を紹介。「4日間出展」と「ビジネスデイのみ出展」のブースがある。
  • ビジネスミーティングエリア
    • 商談用のミーティングスペース。出展社とビジネスデイ来場者、もしくは出展社同士をマッチングするシステムを無料で利用できる。ビジネスデイのみの出展。

なお、出展の申し込み締め切りは5月29日。40小間以上の小間位置選定会が6月18日、出展社説明会と40小間未満の小間位置選定会が6月30日に行われる。