アイドルグループ・Kis-My-Ft2のユニット・舞祭組の横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永が、フジテレビのドキュメンタリー番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(毎週金曜24:55~ ※関東ローカル)の密着を受けた。きょう21日に放送される。

  • 4人での初主演舞台に挑む(左から)横尾渉、千賀健永、宮田俊哉、二階堂高嗣=フジテレビ提供

4人の初主演舞台『○○な人の末路~僕たちの選んだ××な選択~』は、横尾と千賀、宮田と二階堂の2組に分かれ、それぞれのペアが、盲目の兄とそれを支える弟という設定を演じる。盲目の兄を演じる宮田は苦戦。演技経験は4人の中で最も豊富だが、目が見えないことのリアリティーをなかなか表現することができない。宮田は「めっちゃむずい。見ちゃいけないんだよね。音の鳴るところを見ると目が合って会話しているように見えてしまう」と悩ましい表情を見せる。

舞台のセットもでき上がり、稽古はいよいよ佳境を迎えた。宮田は、動きだけでなくその人物の心をどう演じるのか葛藤。演出家とともに場面ごとの心情を確認していくのだが、不安がぬぐい切れない。普段はグループのムードメーカーの宮田から笑顔が消えた。一心不乱に台本をめくり、役と向き合う。果たして宮田は盲目の兄の役を自分のものにすることができるのか…。

同じく盲目の兄役の横尾は、焦った様子を見せることなく、淡々と稽古をこなしていた。もともと勉強熱心で、バラエティ番組の企画では、全くの素人から俳句名人と呼ばれるまでの実力を身につけた横尾だが、「後輩もたくさんいますし、キスマイもアラサーになりましたし、隙間産業というかそれこそ考えてやっていかなきゃ仕事をもらえない。先輩方に作っていただいたレールに乗っているだけでなく、キスマイや横尾渉から引き継いでいけるものがあるようにしたい」と目指すあり方を語る。

また、後輩とのかかわりを大切にしている二階堂は、ジャニーズJr.内ユニット「Travis Japan」の主演舞台を見に訪れた。「にいに(兄貴)が来ていると聞いて緊張した」と言うTravis Japanのメンバーに、愛のあるイジリを交え舞台の感想を伝える。二階堂は「キスマイもそうですし舞祭組も先輩にかわいがっていただいて、すごく愛を感じていた。後輩はかわいいですよ」と、受け継がれる先輩後輩の強い絆を語った。

グループ最年少の千賀は「(前列を担う3人の)玉森(裕太)と北山(宏光)と藤ヶ谷(太輔)は大事な存在だし、たくさん背負ってる部分もあると思う。7人ではなく4人の時は僕たちだけでどこまでできるかがチャレンジだと思っている」と、この舞台への意気込みを語る。どう演じればより観客に伝わるのか、それぞれが自分なりの方法で役と必死に向き合う。果たして4人は、どんな舞台を創り上げるのか。稽古を重ねる中で、壁にぶつかりながら自分の役をつかみ取ろうともがく4人のリアルに迫る。

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