パーソルキャリアは2月20日、「リファラル採用」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2019年12月3日~8日、20代・30代の正社員288名を対象にWEBアンケート形式で行われた。
はじめに、「勤務先にリファラル採用や社員紹介の制度がありますか?」と尋ねたところ、約4割(38.9%)が「ある」と回答。リファラル採用や社員紹介の具体的な制度としては、「紹介した人が入社すると金銭的なインセンティブがもらえる」が約7割(67.0%)を占め、インセンティブ支給のタイミングはさまざまではあるものの、紹介した人に対して特別な報酬を支給し、リファラル採用を活性化させている企業が多いことが分かった。
調査によると、これまで、友人・知人を勤務先に紹介した経験が「ある」という人は26.4%、「ない」が73.6%。
「仮に、友人・知人に勤務先を紹介する場合、どのようなことに懸念を感じますか?」と質問をしたところ、「自分の会社をあまりオススメできない」(34.0%)、「友人・知人が選考で落ちたら気まずい」(32.6%)、「友人・知人が自分の会社に合うか不安」(30.2%)がそれぞれ3割を超えた。
また、「勤務先の採用活動に興味はありますか?」という問に対し、「興味があり、貢献したい」と回答した人は3割弱(27.8%)にとどまり、多くの人が勤務先の採用活動を「自分事」として捉えていないことが明らかに。
さらに、「勤務先の採用活動の状況を知ることができるサイトやツールはありますか?」と尋ねると、半数の人が「採用活動に関する情報は社内でオープンにされていない」(28.5%)、あるいは「どこかに情報はあると思うが、知らない」(22.2%)と回答した。