大和書房は2月22日より、『そのとき、どうする? -ただちに命を守るとっさの行動マニュアル-』(税込1,430円)を発売する。同書では、地震、風水害、火災、遭難、日ごろの応急処置まで、大切な命を失わないために知っておきたい65の方法を解説している。
監修者の甘中繁雄氏は、NPO法人日本防災士機構の理事を務め、全国各地で「防災研修」を企画・実施。地域の減災に貢献する「防災士」 の育成に取り組んでいる。
同書によると、将来、大災害の可能性が高いと感じている人は6割もいるが、きちんとした備えをしていない人が半数以上。しかし、阪神淡路大震災で生き埋めにされた人、閉じ込められた人の7割が自助で脱出し、救助隊に助け出された人は1.7%と非常に少なく、緊急時には、自分の身は自分で守らないといけない。
また、災害を伝えるニュースなどで、「ただちに命を守る行動をとってください」と呼びかけられるが、具体的にはどのような行動なのか? 身の安全を確保するためには、「頭部を守る」「呼吸を確保する」「体温を保持する」の3つが重要だという。