俳優の賀来賢人が19日、都内で行われた主演ドラマ『死にたい夜にかぎって』(MBS・TBSほか)の1話先行試写会に、村尾嘉昭監督、脚本の加藤拓也氏、原作の爪切男氏、エンディング主題歌を書き下ろしたBiSHのアイナ・ジ・エンドとともに登場。彼女役を演じる女優の山本舞香との共演エピソードを語った。
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賀来賢人
Webサイト『日刊SPA!』で驚異的なPVを誇る連載エッセイを恋愛エピソードを中心に再構築した爪切男氏の同名小説を実写ドラマ化した本作は、原作者・爪本人のまさかの実体験のエピソード。幼くして母に捨てられた男・小野浩史(賀来)が、さまざまな女たちとの出会いを通じ、ときにぶつかり合い、たまに逃げたりしながら、少しずつ笑顔を取り戻していくという、もの悲しくもユーモアあふれる物語だ。
賀来は「(1話を)今日の朝、見ました」とのこと。「自分が出ている作品は、冷静には見られないことが多いんですけど、今回の作品は最初から最後まであっという間に終わってしまって、現場でもすごい手応えを感じていたので、早く続きが観たいなと純粋に思えて良かった」と手応えを口にした。
浩史の人生最愛の彼女・橋本アスカ役の山本に首を絞められるシーンもあるそうで、「一日中、首を絞められた。山本舞香ちゃんがすごい集中力なので、これは弱く絞めさせるのはかわいそうだなと思って『全部本気で来てくれ』って言ったら、即答で『はい』って。全部全力で」と振り返り、「(翌日)やばかった。使い物にならなかったです」と苦笑い。村尾監督も「苦しそうだった」と言い、自身のエピソードである爪氏は「自分の書いた本でいろんな人が苦しんでいる。俺のせいで申し訳ない」と言葉をかけた。
また、賀来は「本当に舞香ちゃんはこの作品にすべてをかけているんです。ここまで演じたいって思った役が初めてなんですって。本当に死にもの狂いで、集中して演じてくれている」と明かし、「現場に来るたびに華やかになるし、3日間舞香ちゃんいなかったときがあって、久々に来たと思ったら『私に会えなくて寂しかったでしょ、みんな』って。本当に現場のヒロインですね」と語った。
『死にたい夜にかぎって』は、MBSにて2月23日スタート(毎週日曜24:50～)、TBSにて2月25日スタート(毎週火曜25:28～)。
