iPhoneに搭載のカメラは、なかなかの優れもの。最新モデルでは複数のレンズが搭載され、自動で明るさやピントを調整してくれるだけでなく、機械学習/AIにより精細感を高める機能が導入されています。Instagramのような写真を切り口にしたSNSが人気ですから、つい写真を撮りすぎてしまうという人は多いはず。そうなると、内蔵ストレージの容量が気になりますよね。
Appleは、iPhoneユーザ向けに、写真をクラウド上に保存する「マイフォトストリーム」というサービスを用意しています。Apple IDを持つユーザであれば無償利用でき、容量の制限はありませんが、保存できる写真は最大1,000枚/30日間で、それを超えると自動的に削除されるため、長期保管には適しません。
「iCloud写真」は、iCloudストレージに写真を保存します。Apple IDごとに無償付与される容量(5GB)の範囲であれば無償利用でき、撮影したそのままの解像度で保存されますから、長期保管に適しています。しかし、領域はメールなど他のアプリ/サービスと共有されるため、写真を数百枚も保存すれば容量不足に陥ります。枚数を気にせず長期保管するのであれば、有料プラン(50ギガ=130円/月、200ギガ=400円/月、2,000ギガ=1300円/月)の利用が事実上必須です。
Apple以外の企業が提供するクラウドサービスを利用する手もあります。なかでも「Amazon Photos」は容量/枚数無制限、専用アプリから写真を自動アップロードできるため、大量の写真を扱うことに適しています。Live Photosやバースト(連射)写真は保存できないものの、自動的に解像度が下げられてしまうことはなく、将来にわたりサービス内容が同一であれば長期保管向きです。Amazonプライム会員(500円/月、4,900円/年)であれば無償利用でき、自分以外を最大5人まで招待できるので、コストパフォーマンスはかなりのものです。
どのクラウドサービスがベストかは、写真の枚数や家族構成を考慮しなければなんともいえませんが、