1月15日に正式版が登場した新しい「Microsoft Edge」は、Chromiumベースのブラウザであり、そしてMicrosoftのブラウザである。そのためChrome 80とほぼ同じタイミングで、2月7日にEdgeもバージョン80にアップデートされた。今後は約6週間というChromiumのリリーススケジュールに沿って安定版が登場する。Edgeはまた、Microsoftのブラウザとしての機能も備える。そちらの開発ロードマップと呼べるリストがEdge Insiderのフォーラムで更新された。
「2月の計画」は以下の4つ。
- インストールした機能拡張をデバイス間で同期
- 新しいタブページのバックグラウンドにカスタム写真を設定するオプション
- 削除したお気に入りが再表示される、お気に入りの複製が作られる、同期されないといったお気に入りの同期に関する問題の修正
- 複数のプロフィールがある際のリンク処理の改善
「機能拡張の同期」と「複数プロファイルがある場合のリンク処理の改善」は1月の計画に含まれていたものが2月に変更された。また同じく1月に予定されていた「ブラウジング履歴のデバイス間の同期」が「夏の計画」に延期された。
リストではまた、正式版のリリース後に「Linux用Edgeの提供」「PDFファイルの読み上げ」が「計画」に加わり、ほかにも「Webページでのインク使用」「Chrome Webストアのテーマをサポート」「Webサイトを開いた時のビデオ/オーディオの自動再生を防ぐオプション」などが「計画」に含まれている。最新のアップデートで「目次からのPFDファイルのナビゲーション」が「審査中」に加わり、旧Edgeに実装されていた「タブプレビュー」機能が「審査中」から「ディスカッション中」に一歩前進した。
一方「計画なし」のリストは、ナビゲーションやタブを閉じるといった共通アクションの「マウスジェスチャー」が見送りのまま変わらず。正式版リリース前は「ディスカッション中」だった「Googleアカウントでサインイン」が、開発コミュニティにおける議論を経て「計画なし」に変更された。