日本電気(NEC)は2月17日、国が掲げるGIGAスクール構想で示された具体的モデルに準拠した、学習者用端末(2シリーズ)を発表した。それぞれWi-FiモデルとLTEモデルの2種類を用意する。価格はオープン。
NEC Chromebook Y2
NEC Chromebook Y2は6月下旬の発売予定。学習用端末としてChrome OSを搭載する。ディスプレイが360度回転するコンバーチブル型の2in1デバイスで、授業に合わせてスタイルを変えられる。
CPUはIntel Celeron N4020、メモリは4GB、ストレージは32GB eMMC。無線LANはIEEE802.11acとBluetoothに対応する。インタフェースは、USB 3.0 Type-C×2、USB 3.0 Type-A×2など。
VersaPro Eシリーズ タイプVR
VersaPro Eシリーズ タイプVRは、OSにWindows 10 Pro 64bitを搭載するノートPC。10月下旬の発売予定。ストレージは64GB eMMCで、画面の回転機能が省略されている。そのほかの機能や仕様はほぼ共通。
ネットワーク機器やデジタル教材・サービスも
合わせて、すべての教室・児童・生徒が「快適・公平・安全」にネットワークを使えることを支援する、ネットワーク機器も展開する。拠点ルータ、基幹スイッチ、フロアスイッチ、無線LANアクセスポイントといった機器を用意し、これらはNECプラットフォームズが提供する無料のクラウド型統合管理サービス「NetMeister(ネットマイスター)」から一元管理が可能。
また、デジタル教科書・教材、学習支援サービスなどを利用するプラットフォームとなるNEC教育クラウド「Open Platform for Education」と、各ベンダーと連携したデジタル教材を4月から提供する。デジタル教材は以下の通り。
株式会社すららネット
AIを活用した個別最適化ドリル教材「ピタドリ」
ジョイズ株式会社
AIを活用した英会話アプリ「TerraTalk」
株式会社ロジカ・エデュケーション
プログラミング教材「ロジカ式 for SCHOOL」