きょう18日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、ドイツを拠点に活躍する指揮者・齋藤友香理さん(36)に密着する。
さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性たちに密着し、彼女たちが決めている7つのルールを掘り下げていく同番組。齋藤さんは、音楽大学のピアノを専攻し、卒業後は世界的な指揮者・小澤征爾に指揮を学んだ。2015年、若手指揮者の登竜門といわれるフランスのブザンソン国際コンクールで聴衆とオーケストラから贈られる最優秀賞に輝いたが、指揮者の世界は狭き門で、フリーで活躍するも、36歳ではまだまだ若手だという。
サラリーマンの父、専業主婦の母のもと、東京の下町で生まれ育った齋藤さん。4歳の時にピアノを始め、大学まで続けていたものの、1人で演奏する寂しさを感じていた。だが、高校3年生の頃に初めて指揮をしたことで、指揮者の魅力を知ったという。
その後、本格的に指揮を学ぼうと選んだ先が、ドイツのドレスデン。この地に移り住んで6年になるが、感銘を受けたオーケストラがあること、習いたい教授がいることが大きいというドレスデンで、譜面と向き合う毎日が続いている。
コンクールで賞を獲っても、オーディションを受けては落選の日々、彼女はここ1年以上、ヨーロッパでの指揮の仕事を行えていなかった。「“やばい”とは思うけど、自分の中ではもうちょっと勉強しなさいという合図なんだなと思ったりする」と心境を語る。
そんな彼女に、東京でベートーベンの交響曲「第九」を指揮するという機会が舞い込んだ。若手指揮者が第九を振る機会はめったにないというが、齋藤さんに気負いは全く感じられない。「舞台に立つにはオロオロしていられないし、1人じゃできない職業なので」
スタジオでは、最近プライベートでクラシックのコンサートの鑑賞に行ったという青木崇高が発した一言に、YOUが「わかる~!」と共感。そんな中、若林正恭が若い頃に見た、オードリーの漫才の原点ともなったある芸術作品とは…。