エアトリはこのほど、「店内禁煙」に関する調査結果を明らかにした。同調査は2019年12月8日~11日、20代~70代の男女1,893名を対象にインターネットで実施したもの。
喫煙しているか尋ねたところ、「非喫煙者」(42.4%)が最も多く、「元喫煙者」(30.2%)、「喫煙者」(27.4%)と続いた。
元喫煙者に禁煙した理由について聞くと、「自身の健康の為」(74.1%)が最も多かった。2位は「家族の健康の為」(29.2%)、3位は「節約の為」(20.3%)、4位は「自身の煙のニオイが気になるから」(17.7%)だった。
喫煙者に喫煙したいタイミングを尋ねたところ、「食後」(84.7%)が最も多く、「起床後」(71.6%)、「飲酒中」(61.0%)と続いた。
健康増進法の一部を改正する法案の成立により、2020年4月から飲食店では原則屋内禁煙となることを知っているか尋ねたところ、 喫煙者の17.8%は「知らない」と回答した。非喫煙者の31.8%、元喫煙者の30.6%も「知らない」と答えている。
非喫煙者に飲食店での原則屋内禁煙について聞いたところ、88.3%が「賛成」が最も多かった。一方、喫煙者の「賛成」は21.0%にとどまっている。
賛成と回答した人からは「とにかく臭いが気になる」(20代・女性・非喫煙者)、「せっかくの美味しい料理がタバコの強い臭いでマズくなる」(30代・男性・非喫煙者)、「副流煙、臭い、喫煙者でも気になる」(50代・男性・喫煙者)といったコメントが寄せられた。
反対の意見としては、「分煙で対応してほしい」(40代・男性・喫煙者)、「喫煙者が気の毒。それよりも受動喫煙を防ぐシステムを検討してほしい」(40代・女性・非喫煙者)、「喫煙者の権利が守られていない。あまりにも規制しすぎ」(20代・女性・喫煙者)といったものだった。
喫煙者に屋内禁煙の法案施行を機に禁煙しようと思うか聞いたところ、90.3%が「禁煙しようと思わない」と答えた。「禁煙しようと思う」はわずか9.7%にとどまっている。