俳優の中尾明慶らが、16日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、ポン・ジュノ監督の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が「第92回アカデミー賞」で作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞の4冠を達成したことについてコメントした。
同作の受賞について感想を求められると、「僕は日本映画に出させて頂いたりするので、日本映画は今どう考えるのかなとは思いますね」と投げかけ、「これが韓国映画じゃなくて、日本映画だったらよかったなとも思います」とコメント。プライベートでも韓国映画を観ているそうで、「韓国映画は、俳優さんもすごく上手な方が多い」と指摘した。
また、社会学者の古市憲寿氏は、「周りの映画関係者は、売れっ子ほど打ちのめされていて。『なんでこれが日本で作れなかったのか』とか『日本映画とここまで距離が開いてしまったのか』とすごくショックを受けている」と映画関係者の反応を証言した。
映画コメンテーターの有村昆は、「韓国はそもそも人口が5,000万人しかいない。国内でヒットしてもそれほど利益が出ない。だったら、K-POPと同じように海外の映画祭とか海外をマーケットにしたら5,000万人以上の利益が出る。日本は国内だけで利益が出てしまうから、ガラパゴス化してしまう」と分析していた。