JR北海道は5~6月にかけて宗谷本線で運行する観光列車「花たび そうや」号のヘッドマークデザインや車内で提供する食事メニューなどを発表した。
「花たび そうや」号は5月8日から6月7日までの金・土・日曜日、旭川~音威子府間または音威子府~稚内間をいずれも全車指定席の臨時急行列車として運転される。1号車の「紫水」号には利尻富士と天塩川、2号車の「山明」号には塩狩峠の「一目千本桜」をテーマとしたヘッドマークを掲出する。
JR北海道が運行する観光列車としては初めて、車内で食事やスイーツを提供する「食事付き乗車プラン」を設定した。名寄市を拠点に、地域の食材を通して街の魅力を発信する活動を行う「グレイスキュイジーヌ」がパートナーとして全面的に協力する。
「花たび そうや1・3号」では、宗谷本線沿線の味覚をふんだんに用いた弁当「そうやの恵もりだくさん」を用意している。「花たび そうや1号」では、士別市のサフォークラムのすき焼き風アレンジをメインに、和寒町のかぼちゃ、音威子府町のそばなどを盛り込んだ肉中心の弁当を提供。「花たび そうや3号」では、豊富町のホッキ貝や稚内町のタコなどのちらし寿司に中川町の行者ニンニクなどを添え、海と森の魅力を盛り込んだ弁当を提供する。「花たび そうや2・4号」では、「山紫水明」シリーズをイメージしたムース、クッキー、パウンドケーキのセットを「花たび そうやスイーツボックス」として提供する。
食事付き乗車プランは、1名から申込み可能なツインクル旅行商品として、JR北海道のツインクルプラザとツインクルデスクで販売する。具体的なコース内容や旅行代金については決まり次第、改めて発表される。