さまざまな研究によると、日本人は水やコーヒーなどの飲料として2リットルを摂取することが大事だそう。しかし、筆者の場合は習慣化していないこともあり、会社では実践できていない。
お茶などを購入するため、机から動くのが億劫だ、日常で携帯できる水筒などがあればよいのだが……。そんなことを考えていると、魔法びんで有名なサーモスが3月1日より、新製品6種類を発売するという。まさに渡りに船! 発売前の製品を見る機会があったので紹介したい。
サーモスといえば水筒
サーモスといえば、やはり「水筒」のイメージ。今回も、2つの水筒が登場する。1つ目は軽量・コンパクトな「サーモス 真空断熱スポーツボトル(FJH-500)」(税別5,000円)だ。高さ約21センチという大きさで、通勤時やランニング、ジムでのトレーニングなどシーンを問わず活躍しそうだ。
0.5リットルという容量はこまめに水分補給する時によさげだし、真空断熱のステンレス製魔法びん構造が冷たさをキープ。また、片手で操作しやすいロックリングや、底部のソコカバーが衝撃から守るなど、扱いに気を遣う必要がないのもグッドだ。
日常利用するアイテムは、質実剛健なモノを選びたいのは筆者だけではないだろう。なお、色はマットブラックとマットパープルの2つが用意されている。
アウトドアでも大活躍
もう1つの水筒タイプは「サーモス スポーツジャグ(FPH-1900)」(オープン価格)。こちらは1.9リットルというサイズから、野外でのスポーツや現場作業、フェスやキャンプなどのアウトドアシーンなど、さまざまな場面で活躍しそうだ。
持ち運びしやすいハンドルや、両手で持つときに「親指の滑り止め」となるラバーがあるなど、機能性が高い印象で、色はブラックマゼンタとブルーイエローの2つとなる。
なお、同じスポーツジャグより、従来製品より大容量となる3.0リットルサイズの「サーモス 真空断熱スポーツジャグ(FFV-3000)」(税別10,000円)も登場。以前の最大サイズである2.5リットルより増量しているが、小学生の子どもでも持ち運びしやすいよう高さはそのままで設計されている。
こちらはブラックイエローのみ用意されている。こうした気軽に使える高機能製品があれば、会社やスポーツ時の水分補給もスムーズにできそうだ。
レジ有料化もへっちゃら
それ以外の新製品4つだが、すべてバッグ。断熱構造で冷たさや鮮度を保持する「サーモス ソフトクーラー(REQ-015/020)」、「サーモス スポーツ保冷バッグ(REY-003)」、「サーモス 保冷ショッピングバッグ(REV-012)」の3アイテムと、たたむと手のひらサイズのコンパクトなエコバッグ「サーモス ポケットバッグ(REX-010/018)」だ。※すべてオープン価格
バッグ類で特に気になったのは、コンパクトにたためるREX-010。7月1日よりスーパーやコンビニなどのレジ袋有料化されるので、少しでも出費は抑えたいところ。エコバッグは数多くあるが、意外とマチ奥行きがないため不便なことが多い。
しかし同製品は、広げると幅26センチ、高さ43センチ、マチ奥行き約21センチ、コンビニなどのお弁当も水平に収納することができ、容量も10リットルあるので会社帰りの買い物をする際に活躍しそうだ。
また、たたむと手のひらサイズとなるので通勤時にカバンに入れても邪魔にならないのもうれしい。手洗いもでき、繰り返し使えるよう縫製もしっかりしているという。
同製品の開発メンバーである、マーケティング部 商品戦略室 企画課第2グループ 近聖子さんは時短で勤務するワーキングマザー。主婦目線を製品に反映させることにこだわっていると言う。
それはバッグ以外の製品も同様で、リニューアル製品として登場する「サーモス ベビーストローマグ(NPF-250/350)」(税別2,000円、2,300円)の場合、パッキンの形状を改良し、取り付けやすさを向上させるなど、細かい改良がなされている。
「設計部門には煙たがられているかもしれませんが、製品の洗いやすさ、洗いにくさなど、何度も意見しています(笑)」と近さんは話す。
高い技術力に加え、設計思想と異なる利用者目線を製品に反映するサーモス。水筒以外の製品も侮れない。