お笑いコンビのミルクボーイが、あす14日に放送されるカンテレのバラエティ番組『快傑えみちゃんねる』(毎週金曜19:00~)に初登場する。
冒頭でMCの上沼恵美子は「ミルクボーイは天才的なネタ。ふたりでゼロからネタを作っていると聞いてびっくりしたわ。コーンフレークであれだけひっぱるなんて、昔の漫才の発想にはなかった」と大絶賛。
16年から17年にかけて、同番組の前説を務めていたというミルクボーイの内海は「ずっと前説していたので赤いイス(出演者席)に座ることができてうれしい」と凱旋出演を喜ぶ。
昨年末『M-1グランプリ』の優勝以来、1カ月に53本の番組に出演し「1カ月で10年分働かせてもらっています」と空前の大ブレイクに戸惑い気味のミルクボーイに、上沼は「それはご祝儀みたいなもので、問題はここから。フリートークの力量が試される。今日がひとつの正念場よ」と鼓舞。
そんな中、突然出演者の関根勤から「駒場君は今の橋幸夫さんに似てる、内海君は昔のコント55号の坂上二郎さんに似ているよね」と指摘され、駒場は瞬時に橋幸夫顔マネを披露してスタジオを沸かせる。駒場は「橋幸夫さんに似ていると言っていただいて、僕の新たな可能性を見出していただきました」と感謝する。
テーマトーク「芸能界やっちまったな事件簿」では、内海は年末にフジテレビ『ワイドナショー』で共演したさだまさしから直々にさだが司会する番組に出演依頼されたが、初詣客で道が混んだためスタジオに到着できず、電話だけの出演になってしまったと告白。「M-1優勝後、いろいろ夢にも思っていないことがありましたが、まさかさださんをドタキャンするとは」と悔やむ。
一方の駒場は、テーマトーク「直したくてもなかなか直らない私の〇〇」で、縁起を担いでしまう癖があることを告白。漫才がウケた日は、その前日の行動をルーティンに加えて、次のステージの前日にはそっくりそのまま再現するという。M-1賞レースでは、勝ち進んでいったために、ルーティンが上乗せされていき、決勝の際には下着、靴下、私服、食べ物、水など、どんどん細かくなって、再現するだけで一苦労だったそうだ。縁起を担ぎすぎてがんじがらめだが、やめられないとこだわりを語る。
さらに、話の流れの中で出演者たちに上沼が「みなさんが好きな漬物は?」と順に聞いていく場面も。予定調和なし、真剣勝負のトークが繰り広げられる『快傑えみちゃんねる』は、まさにミルクボーイのフリートークの腕が試される正念場となっている。