ニコンイメージングジャパンは2月12日、ニコンZマウント対応の超広角レンズ「NIKKOR Z 20mm f/1.8 S」を発表した。フルサイズに対応する開放f1.8の大口径モデルで、「星が点に写る」高い点像再現性を達成したのが特徴。ネイチャーフォトの撮影を楽しむ趣味層に売り込む。価格は156,530円(税込)で、3月より発売する。

  • ニコンZマウント対応の超広角レンズ「NIKKOR Z 20mm f/1.8 S」が登場。サジタルコマフレアを抑制し、「星が点に写る」のが特徴

ニコン Zシリーズのミラーレスで使える焦点距離20mmの大口径超広角単焦点レンズ。高い描写性能を備える「S-Line」に属しており、独自の設計指針と品質管理により高いレベルの光学性能を発揮する。星景撮影においては、サジタルコマフレアを抑制して「星が点に写る」高い点像再現性を達成している。

  • 防塵防滴性能を備えるZ 7との組み合わせならば、水しぶきがかかる状況でも使える

レンズ構成は10群14枚(EDレンズ3枚、非球面レンズ3枚)で、ナノクリスタルコートによりゴーストやフレアを抑制する。マルチフォーカス方式の採用で、至近距離でも高い解像感が得られ、歪曲収差を抑え周辺部のゆがみも少ない。鏡胴は防塵・防滴に配慮した設計となっている。

そのほかの仕様は以下の通り。

  • 絞り形式: 9枚(円形絞り)
  • 最大絞り: F1.8
  • 最小絞り: F16
  • 最短撮影距離: 0.2m(撮像面から)
  • 最大撮影倍率: 0.19倍
  • アタッチメントサイズ: 77mm
  • 最大径: 約84.5mm
  • 長さ: 約108.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
  • 重さ: 約505g