東京2020組織委員会はこのほど、オリンピック・陸上競技(マラソン)の開催地変更に伴い、該当するセッションのチケットの払い戻しなどについて発表した。

  • チケットの払い戻しについて

2019年12月4日のIOC 理事会にて、東京2020大会のオリンピック・陸上競技(マラソン)の開催地変更が承認された。

チケットの払い戻しの対象となるセッションは、「女子マラソン・陸上競技のセッション」(8月2日午前実施、ATH05)と、「男子マラソンのセッション」(8月9日午前実施、ATM02)。

「女子マラソン・陸上競技/ATH05」は、会場変更前の当該セッションのチケットでは、女子マラソンと陸上競技の両方を観戦できるチケットだったが、変更後は差額の代金を払い戻ししたうえで、当該セッションの陸上競技(マラソン以外)が観戦できるようになる。札幌で開催される女子マラソンのチケットは販売しないとのこと。

女子マラソンを除く、当該セッションの陸上競技は、8月2日の9:10~12:00で開催予定。東京2020みんなで応援チケットは、チケットの金額に変更はないため、差額の払い戻しはないという。同セッションのマラソン以外についても観戦を希望しない場合は、全額払い戻しするとのこと。

  • 女子マラソン・陸上競技/ATH05の払い戻し金額(差額分)

「男子マラソン/ATM02」の男子マラソンのチケットは、チケット代金を全額払い戻しする。札幌で開催される男子マラソンのチケットは販売しないとのこと。

  • 男子マラソン/ATH05の払い戻し金額(全額払い戻し)

チケット代金に加え、手数料の払い戻しも行う。購入しているチケットタイプや決済方法により払い戻し金額は異なる。ただし、女子マラソン・陸上競技セッションのチケットを購入している人のうち、差額の代金の払い戻しを受けたうえで当該セッションの陸上競技(マラソン以外)を観戦する場合は、手数料の払い戻しはないという。

  • 手数料の払い戻しも行う

払い戻しは方法は、振替払出証書によるもので、本人確認証を持参のうえ、最寄りのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口にて換金できる。振替払出証書は、TOKYO 2020 ID に登録している氏名・住所宛てに発送。ID 登録後に氏名・住所を変更している場合は、ID 登録情報の変更手続きが必要となる(変更手続きは3月9日まで)。

対象者には、2月10日に対象者宛てに払い戻しの詳細についてメールにて連絡する。その後、4月上旬に振替払出証書を郵便にて発送する。

男子マラソン(オリンピックスタジアム)のチケットを購入した人に対しては、国立競技場で陸上競技を観戦できる機会を提供するため、「READY STEADY TOKYO- 陸上競技」のチケットを、優先販売するという。