2月11日に東京・松屋銀座で開催中の「ギンザバレンタインワールド」の8F特設会場で、"日本一売れているガトーショコラ"「ケンズカフェ東京」の氏家健治シェフと俳優・的場浩司が『多くの人を魅了する究極のガトーショコラの秘密』と題して、トークショーを行った。的場浩司といえば、著者『的場スイーツ』を刊行する等、芸能界随一のスイーツ好きとして知られている。記者も負けず劣らずのスイーツ好きおじさんを自負しているだけに、スイーツ番長とタイマン勝負だ! と意気込んで会場へと向かった。
「衝撃が走るぐらい美味しかった」カトーショコラとの出会い
会場に女性を中心にたくさんの人が集まる中、進行を務めるあおい有紀さんからの紹介で大きな拍手で迎えられた氏家シェフと的場。2人は10年ほど前から親交があるという。的場が「ケンズカフェ東京」のガトーショコラを初めて食べたときを振り返り「衝撃が走るぐらい美味しかった。常温でも、冷やしても、温めても美味しくて、非の打ち所がない」と大絶賛。
氏家シェフは、「10年前にテレビの収録で的場さんに食べていただいて、書籍『的場スイーツ2』でもご紹介いただいたんです。そのときに的場さんが、"これ、本当に美味しいよ! 取材じゃなくて買う! "って言ってくれたことが、すごく嬉しくて、今でも覚えてます。それからも何度も紹介してくれたりして、それがなかったらガトーショコラ専門店にはなってなかったんじゃないかなって。今、"日本一のガトーショコラ"って言ってもらえていますけど、10年前に的場さんに出会って認められたことが原動力になりました」と語り、ガトーショコラを通した熱い男の友情を感じさせるトークで、会場は早くもチョコが溶けるそうなほどの熱気となった。
また、バレンタインデーの思い出を訊かれた的場は、「娘が幼稚園の頃、妻と手作りチョコを作っていたので、パパにくれるのか聞いたら、幼稚園の男の子の友だちに配ると言ったので、片っ端から食べてやりました」と、いきなりやんちゃパパエピソードを披露。「すごく怒って娘は泣くし妻は鬼の顔になったので、その後娘が配る分のチョコを手伝いました。ちょっと苦い思い出です」とのこと。そりゃ泣くよ。
進化したガトーショコラを試食
トークの後半では、的場がガトーショコラを試食。氏家シェフによると、「ケンズカフェ東京」のガトーショコラは砂糖の量を昔よりだいぶ減らしており、配合するチョコレートをどんどんグレードアップしている。ただ、甘さを減らすと苦くて美味しさが無くなってしまうので、より甘い香りがする本当に良いカカオを使っているという。
会場では、新しく配合しているというエクアドル産のチョコレート「リパブリカ デル カカオ」が客席に試食として振舞われた。そうした進化を経ている現在のガトーショコラをひと口食べた的場は、「めちゃくちゃ美味いですね。少し前に食べたときよりもビターな感じがします。ガトーショコラを食べたときって、喉に残るんですよ。(「ケンズカフェ東京」のガトーショコラは)最初はビターなんですけど、喉に残ってるのは、えぐみじゃなくて甘さなんです。口の中で味が変化しているんですよね。そうすると、またもうひと口食べたくなるんです」と、その魅力をズバリ。氏家シェフが「素晴らしい感想ですね! 自分でもそこまでわからなかったです」と言うほどで、さすがのスイーツ男子っぷりを見せた。
バレンタインデーの贈り物について、「僕は、その人のために何かを考えることが、一番の愛情だと思っていて。例えばチョコに添えられた手紙をもらったりすると、手紙を書いてくれた時間って、僕のことを考えてくれた時間じゃないですか? そうすると、自分にこんなに時間をかけてくれたんだなっていうのがすごく嬉しい」と語る的場に、氏家シェフも「そうですよね、モノとか味だけじゃなくて、気持ちですよね」と共感しきり。
さらに、「氏家さんや、ショコラティエの方、パティシエの方は、お客さまがこれを食べて笑顔になってほしいという思いで作ってると思うので、そこに美味しさがあるんじゃないかと思います」と語り、トークを締めくくった。
松屋銀座「GINZA バレンタイン ワールド」は、2月14日まで、地下1階和洋菓子 / 8Fイベントスクエアにて開催中。「ケンズカフェ東京」のガトーショコラも数量限定で販売されているので、この機会に是非味わってみてほしい。
●information
松屋銀座「GINZA バレンタイン ワールド」
東京都中央区銀座3-6-1
開催場所:地下1階和洋菓子/8Fイベントスクエア
開催期間:2020年2月5日~2月14日
営業時間:10~20時