Samsungは2月11日(米国時間)、折りたたみ型スマートフォン「Galaxy Z Flip」を発表しました。縦方向に折りたたんでコンパクトに持ち歩けます。米国や韓国を含む一部の国や地域で2月14日から発売し、価格は1,380ドルです。グローバルで順次販売を開始しますが、国内販売については発表時点で明らかにされていません。

※2月12日追記: auからの発売が明らかになりました。

  • 縦に折りたためるスマートフォン「Galaxy Z Flip」

  • 開いた状態だと普通のスマートフォン

Galaxy Z Flipは、新たな「Zシリーズ」として登場した折りたたみ型スマートフォン。Samsungの折りたたみ型スマートフォンとしては、Galaxy Foldに続く第2弾です。第1弾のGalaxy Foldはブックタイプの折りたたみでしたが、Galaxy Z Flipは縦方向に折りたたみます。

縦長のGalaxy Z Flipを折りたたむと、長さが半分ほどの手のひらサイズに。開いたときの本体サイズと重さは、高さ167×幅74×厚さ6.9~7.2mm・約183gと、普通のスマートフォンのようです。中央から折りたたむと、高さ87×幅74×厚さ15.5~17.3mmになります。ジーンズのポケットにもすっぽり収まるコンパクトさで、持ち運びを重視したスタイル。

  • 折りたたむことで、本体サイズがコンパクトになり、持ち歩きしやすくなります

  • 本体カラーは3色を用意

ディスプレイを内側にして折りたたむので、一昔前の折りたたみ式ガラケー(フィーチャーフォン)と似たようなイメージです。ディスプレイは6.7インチFHD+(2,636×1,080ピクセル)の有機EL、Dynamic AMOLEDを採用しています。背面には時計や通知を表示するカバーディスプレイも備えており、こちらは1.1インチ。タッチパネルも搭載します。

カメラは背面にデュアルカメラ、内側にインカメラを装備。本体を半分くらい折りたたんだ状態にすると、ノートPCのように自立するため、長時間露光などの撮影が可能というメリットがあります。三脚などを使わなくても、平面に固定しておけるわけです。

  • 新たに、薄型のガラスパネルをディスプレイ前面に配置。これによってパンチホール型のカメラを搭載できました

ネットワークは4Gに対応。Galaxy S20シリーズとは異なり、5Gモデルは用意されないようです(将来的にはわかりませんが)。新しいスタイルの折りたたみスマホ、Galaxy Z Flipは、男性でも女性でも気軽に持ち歩ける製品となっています。

  • 本体側面

  • 折りたたんだところ。タッチパネル対応のカバーディスプレイは通知や時計に加えて、折りたたみ時のカメラ用ファインダーとしても機能します

  • 同じアプリでも、折りたたみを検知するとUIが変化する機能を搭載します。これはカメラアプリで、折り曲げると画面上部がライブビュー、下半分が操作パネルに変化します

  • そのほか、YouTubeやGoogle DuoといったアプリでUIが変化します

  • ファッションブランド・THOM BROWNE NEW YORKとコラボレーションしたFlipも発表されています

  • グローバルでの発売は2月14日から、価格は1380ドルとなっています