京王グループの京王設備サービスは、京王線5000系をイメージした自律走行式ロボット床面洗浄機1台を2月15日から京王線新宿駅構内で本格稼働させると発表した。
5000系の先頭部分をモチーフにしたこの洗浄機はアマノ社製で、商品名はロボット床面洗浄機「イージーロボ」。事前に登録した清掃エリア内の走行経路や速度、洗浄水量、パッド圧などに従い、自動で床面を清掃できる。自動走行時は「京王ライナー」の車内BGMやホーム進入時に流れるメロディーフォンを流しながら進む。
清掃中はセンサーで周囲を検知し、歩行者や障害物を認識した場合はその場で停止した後、回避ルートを再設定して清掃を続ける。安全性確保のために複数のセンサーを搭載し、自動走行中に周囲にいる人に向けて音声案内やウィンカーなどで注意喚起する機能も装備している。
自動走行は終電後から始発までの時間帯に行い、京王線新宿駅1・2・3番線ホームと改札階コンコースでそれぞれ週1回程度運用する予定。少人数でも清掃作業回数を増やせることから、美観向上などの効果が期待できるという。一般の駅利用者がいる日中は、清掃員の操作により運用する。