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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
日本を代表する水筒メーカー「サーモス」。抜群の保冷力や保温力があり、大きさや色も豊富に揃っています。この記事ではサーモス水筒の選び方とおすすめの商品をユーザー、エキスパート、編集部からそれぞれ厳選してご紹介します。オフィスで使いやすい定番の500mlや800mlサイズ、赤ちゃんや子供用水筒もピックアップしています。
夏は冷たく、冬はあたたかく飲める
魔法びんのパイオニア「サーモス」
サーモスといえば、象印やタイガーなどと並んで日本を代表する水筒メーカーですよね。長年日本で愛され続けており、「水筒といえばサーモス」と考える方も多いはず。
そんなサーモスはもともと「魔法びん」のパイオニアとしてドイツで誕生したブランドです。そして、サーモス株式会社の前身となる日本酸素株式会社のもとで、日本の技術が掛け合わさり、「魔法びんは重い」というイメージを覆す「高真空ステンレス製魔法びん」が生み出されました。
その後も進化を続け、今や世界120カ国以上で愛される世界的な魔法びんブランドとなったサーモス。高い保冷力や保温力を備え、持ち運びもしやすいのはもちろん、さまざまな種類やデザインの水筒を展開しています。
子どもから大人まで、安心して使えるサーモスの水筒。たくさんの種類の中から、あなたに合った1点を見つけましょう。
キャンプライターが解説!
サーモス水筒の選び方
それでは、サーモス水筒の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記のとおり。
【1】6つのタイプから飲み口の形状などで好みのモデルを選ぶ
【2】水筒の開け方から選ぶ
【3】水筒の容量から選ぶ
【4】子ども用の水筒から選ぶ
【5】スポーツ用の水筒から選ぶ
【6】水筒の部品もチェックしよう
【7】デザインも幅広くラインナップ
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】6つのタイプから飲み口の形状などで好みのモデルを選ぶ
サーモス水筒には6つのタイプや専用ボトル、人気のシリーズがあります。詳しくご説明します。
6種類の水筒が基本
【エキスパートのコメント】
サーモスの現在の水筒ラインアップには、マグ・スポーツ・ジャグ・ストロー・コップ・2ウェイの6つのタイプがあります。これは用途や飲み口の形、さらにふたの構造などの違いによるものです。保冷・保温両用のものと、保冷専用タイプがあるので注意しましょう。
マグタイプ:キャップを外してそのまま飲むタイプ。
スポーツタイプ:飲み口が出てきて一気に飲みやすいタイプ。
ジャグタイプ:スポーツタイプのまま、大型ボトルになったタイプ。
ストロータイプ:飲み口がストローになっているタイプ。
コップタイプ:付属するコップに注いで飲むタイプ。
2ウェイタイプ:ワンプッシュでオープンでき、ストローを挿して飲めるタイプ。
また、キャップ部を交換することで、保冷専用と保温・保冷両用に切り替えられるモデルもあります。
最初は、基本形のマグタイプから選ぶとよいでしょう。真夏にお子さんの部活などに持たせるなら、保冷専用で大容量のスポーツタイプやジャグタイプがいいかもしれません。
ふたがコップになるタイプや、飲み口がストロー形状のタイプであれば、お子さんや高齢者などでも使いやすいと思います。
利用する人や場面ごとに作られた専用ボトル
製品のバラエティが豊富なので、どれを選べばよいのか迷うかもしれません。そういうときは、自分がどんな環境で使いたいのか、具体的にイメージすることが大切です。
真冬の雪山で暖かい飲み物が欲しいのか、あるいは真夏のスポーツのあとでたくさん水分補給が必要なのか、カバンに入れやすいスリムなモデルがいいのか、などです。これらを考えれば、必要な容量や保温性能などがわかってきます。
サーモスでは、使う人やシーンごとのボトルもラインナップされています。ベビー用・調乳用ボトル、子ども向け・部活用、山専用、自転車専用、アウトドア、ワーカーズ(仕事現場)の6種類です。
たとえば、山専用ボトルは、厳しい環境条件を想定して設計されており、形状・素材など、細部まで登山のために考えられて作られています。
用途に合わせて、ぴったりの商品を選んでくださいね。
人気のマグシリーズをチェック
サーモス水筒のマグタイプでは、発売以降、国内累計で1,200万本以上を出荷している「JNL」シリーズが、定番人気です。軽量かつコンパクトで丸洗いもできるなど、保温・保冷力以外にもすぐれた機能性を誇っています。
ほかにも、スリムな形状で携帯性のいいJOJシリーズや、スポーツボトルのFHTシリーズなども人気です。
【2】水筒の開け方から選ぶ
サーモス水筒は、蓋の開け方によってもわけられるため、みていきましょう。
ふたをまわして開閉するスクリュータイプ
スクリュー式は、フタを回して開けるタイプの水筒です。軽量&コンパクトなのが大きな特徴。フタを開けてそのまま飲むシンプルな構造のため、どの向きからでも飲めるほか、洗いやすいのもメリットです。
また、口あたりがいいシリコン製の飲み口がついたシリーズもあり、飲みものの香りや味わいがしっかり楽しめるでしょう。
ボタンを押すだけのワンタッチタイプ
ワンタッチタイプは、その名のとおり、ワンタッチでフタが開けられるタイプのことです。スポーツシーンで水分補給が必要なときでも、サッとフタを開けて素早く飲める、扱いやすいさが大きな魅力。
なかには、ドリンクが流れやすくするための空気穴が設けられているシリーズもあり、ごくごくと飲みやすいです。なお、ワンタッチタイプは、保冷専用です。
ふたをコップとしても使えるタイプ
コップタイプは、昔ながらの水筒のように、フタをコップとして利用できるタイプです。水筒の開口部に直接口をつけることなく、水分が摂れます。
また、コップにドリンクを出してから飲むため、口に入れる量を調整しやすく、ゆっくり飲みたいときに適しているでしょう。保温機能にもすぐれており、山専用ボトルは、コップタイプになっています。
【3】水筒の容量から選ぶ
サーモス水筒にはいろいろなサイズがあるため、用途に合ったものを選びましょう。
持ち運びやすい「350ml」
350mlサイズの水筒は、小さめのカバンにも収まりやすいコンパクトなサイズ感が特徴です。小さいぶん、本体重量も軽くなるため、持ち歩くのが負担になりにくいのもうれしいポイント。
広口タイプの水筒なら、スープを入れるのにもちょうどいいでしょう。あまりかさばらないサイズのサーモス水筒を選びたいときは、350mlサイズをチェックしてください。
ほどよい容量の「500ml」
500mlサイズのサーモス水筒は、同じ容量のペットボトル飲料と似たサイズ感です。一定量のドリンクが入れられるうえ、本体サイズもほどほどで携帯性がいいので、幅広く利用しやすいでしょう。
重さ約210gの商品も発売されているため、持ち運ぶ際の負担を軽くしたい場合は、軽量タイプの商品から選んでください。
アウトドアやたっぷりの水分補給には「800ml」
アウトドアシーンなど、たっぷりめに飲みものを用意したいときには、800ml程度のサーモス水筒がぴったり。また、ふだんから水分を多めに摂る人にも使いやすい容量です。
なお、保冷・保温に対応したマグタイプの水筒では、750mlがもっとも大きい容量です。山専用ボトルは750ml、スポーツタイプの水筒では800mlの商品が展開されています。
スポーツや屋外作業には「1L以上」
暑い季節や、屋外・スポーツシーンでの水分補給には、1L以上の容量がちょうどいいです。サーモス水筒なら、長時間持ち歩いても温度がたもたれやすいため、容量が大きくても最後まで冷たいまま飲めるのがメリット。
また、コップタイプの水筒ならあたたかい飲みものが入れられるため、グループでのお出かけ時にドリンクをわけるのに使えて便利でしょう。
【4】子ども用の水筒から選ぶ
次は、子ども向けのサーモス水筒をチェックしましょう。
両手ハンドルがついた「ストローマグ」
ベビー用の水筒には、赤ちゃんが自分でしっかり持ちやすいよう、両手ハンドルが取りつけられたストローマグもあります。ハンドル部分は取りはずし可能なため、子どもの成長に合わせながら形を変えられるのが便利です。
また、キャップ部分はワンタッチタイプになっているため開けやすいほか、水滴が飛び散りにくいよう設計されているなど、子ども向けの工夫が凝らされています。
サーモスの水筒は子ども用も真空断熱構造
サーモス水筒は、子ども用のマグもステンレス製の魔法びん構造になっています。飲みものの冷たさが長時間たもたれるうえ、結露もしないため、カバンに入れていても結露で濡れてしまうことがないでしょう。
魔法びんは重たそうなイメージもありますが、250~350mlサイズで約200gと子どもが扱いやすい重さに収まっているのも、サーモス水筒の特徴です。
飲み口をトレーニング用マグにつけ替え可能
サーモスのベビー用ストローマグには、トレーニングマグになる「せんユニット」も別売で用意されています。
ストローのみに慣れてきたら、せんユニットを買い足してコップ飲みの練習に進むなど、子どもの成長に合わせながら長く使えるでしょう。
なお、せんユニットにつけ替えても、変わらず真空断熱マグとして使用できます。
【5】スポーツ用の水筒から選ぶ
ここからは、スポーツ用水筒の特徴をご紹介します。
ごくごく飲める新機構の飲み口
サーモス水筒のスポーツタイプには、新機構飲み口が採用されています。飲みものが流れやすくするために空気穴を設けており、飲み口を加えた状態でもごくごくと飲みやすいのが特徴です。
また、飲み口のカバーはワンタッチ式になっており、スポーツ中の汚れた手でも飲み口にふれることなくフタが開けられるよう配慮されています。
そのまま飲みやすくて素早く水分補給できる
スポーツタイプのサーモス水筒には、ボトルポーチが付属している商品もあります。ボトルポーチにはハンドルが取りつけられており、手を掛けるとしっかりフィットして高いホールド性を発揮するのが特徴です。
そのため、800mlや1.5Lなどの大きめサイズの水筒でも、サッと本体を持ち上げてスムーズに水分補給しやすいでしょう。
大きい氷もそのまま入れられて便利
運動時は、冷たい飲みものを摂るために、水筒に氷を入れておくことも多いでしょう。サーモス水筒は、氷が入れやすいよう口径を広く設計しているのが特徴です。
大きい氷をいれておくことで、さらに冷たい温度を長くたもてるようになるのがメリット。また、アイシング用品や氷だけを入れておくなどの使い方もできるでしょう。
【6】水筒の部品もチェックしよう
次に、水筒の交換用部品をみていきましょう。
子ども用水筒でも使う「ストロー」
サーモス『交換用部品 FHL-400 ストローセット (飲み口・ストロー・バルブ)』
ストロータイプのサーモス水筒には、交換用のストローが用意されています。とくにベビー用のストローマグには、はじめからスペアのストローセットがついているので、いつでも交換できて便利です。
別売りの交換用部品にはストローセットのほかに、キャップユニット付属のセットもあります。必要に応じて新しく買い替えましょう。
水筒を持ち運びやすくする「カバー」
サーモス水筒のアクセサリーには、マイボトルポーチもあります。持ち手ハンドルやショルダーストラップがついていて持ち運びやすいほか、水筒をポーチに入れたまま飲めるようなデザインになっているなど、使い手に配慮している点が魅力です。
また、底部分が丈夫なので水筒のキズが防げるほか、保温力がさらに持続するよう断熱構造の素材を採用しています。
定期的な交換が必要な「パッキン」
飲みものが漏れるのを防ぐためのパッキンは、消耗品のため、状態をみながら定期的な交換が必要です。
販売店やサーモスの電話窓口で取り寄せるほか、オンラインでも手軽に購入できるため、チェックしましょう。なお、水筒の品番によって対応しているパッキンが異なるため、正しい種類のパッキンを選ぶよう注意してください。
【7】デザインも幅広くラインナップ
【エキスパートのコメント】
登山者にも昔から長く愛用され「テルモス」とドイツ語読みで親しまれてきたサーモス水筒ですが、「山専用ボトル」と銘打ったモデルの発売は話題になりました。
また、これまで市場としては見過ごされてきた感のある、小中学生の女子をターゲットにしたガールズ向けマグなど、サーモスは新しいチャレンジもし続けています。定番品を持っている人でも、新製品にも注目してみると面白いでしょう。
用途別に複数買っておいて、使い分けるのもいいと思います。