甘ずっぱいおいしさとフォルムのかわいさから、老若男女に愛されているいちご。そんないちごの魅力を思う存分味わえるイベント、「ヨコハマストロベリーフェスティバル2020」が2月6日から16日までの11日間、横浜赤レンガ倉庫で開催されている。イベント初日の様子を取材してきたのでお伝えしよう。
各地のブランドいちごが無料で味わえる!
今年で8回目を迎える「ヨコハマストロベリーフェスティバル」は、いちごの新しい楽しみ方を伝えようと、2013年から開催されている。昨年は約28万人が来場するなど、子どもから大人まで広く人気を集めていて、初日となった昨日も、会場にはたくさんの人が訪れていた。
毎年大行列ができるのは、ブランドいちごの無料サンプリング。イベント初日となった昨日は、2011年に品種登録された奈良県産の高級いちご「古都華(ことか)」が200パック配られた。
イベントが始まる1時間以上前から行列ができ、開場時間より前に定員に達するなど、いちごの人気を物語っていた。
イベントの開催期間中には、日替わりでさまざまなブランドいちごが配布される予定なので、気になる人はぜひ朝一番に行ってもらいたい。
いちご尽くしの24店舗が軒を連ねる「いちごマーケット」
会場内に24店舗が軒を連ねる「いちごマーケット」は、フードから雑貨まで、すべてがいちご尽くし。
そのうち21店舗が出店するテントの中は、入った瞬間に甘い香りが漂う幸せな空間だった。
今年は、そのうち5店舗が初めての出店で、ここでしか食べることができない限定メニューも多く提供されている。
このうち、初出店の「FLIPPER’S STAND」は、東京都を中心に複数の店舗をもつスフレパンケーキ専門店。
イベント限定メニューとして「奇跡のスフレチーズ パンケーキプリン(あまおう)」を出品している。
一口食べてみたところ、フワフワの食感と、舌触りがきめ細かくしっとりとした生地が口の中で優しい風味を残しながら、溶けていった。
食べ進めると、下からプディングとカラメルが現れ、そこにいちごの甘ずっぱさも加わり、最高のハーモニーを味わえた。
また、今年はいちごとチョコを合わせたバレンタインにぴったりなメニューが全店で提供されている点にも注目だ。
同じく今年初出店の東京都・高円寺にある「gmgm(グムグム)」は、イベント限定のメニューとして3種類のドーナツを出品。
このうち、群馬県産の「やよいひめ」を使った「お花のドーナツ(やよいひめ×ホワイトチョコ×シャンパン)」は、ドライフラワーのビオラやバラ、マリーゴールドの鮮やかな色といちごの赤い色が映えて、とても美しいビジュアルが魅力だ。
また、浅草に本店がある「梅園」は、初回から毎年参加している常連店舗で、今年は初めて「チョコいちご大福」を販売。
栃木県産の「とちおとめ」がココアを含んだお餅で包まれていて、いちごの甘ずっぱさともちもちの甘い食感のバランスが最高だ。
さらに中に入っている白あんは、いちごを引き立てるために甘さをおさえて作られていて、創業160年あまり続く和菓子屋の熟練された技を見ることができる。
そのほか、いちごモチーフの雑貨なども出品されていて、どの店舗もにぎわいを見せていた。食べるだけでなく、さまざまな面から楽しめる空間と言えそうだ。
今年はカフェが初登場
さらに、会場には「RED BLICK CAFE」というカフェスペースが今年初めて登場した。
旬のいちごを使用したスイーツなど、約20種類のメニューを落ち着いた空間で味わうことができる。
このうち、「ストロベリークロワッサン」は佐賀県産の「いちごさん」がホイップとクロワッサンで包まれていて、ブランドいちごの味わいはもちろん、いちごの新しい楽しみ方を教えてくれそうだ。
そのほか、屋外スペースでは横浜市内のいちご農家さんによる朝採れ完熟いちごの直売や、いちご型のフワフワアトラクションなども楽しめる。
また、イベント会場だけでなく、横浜赤レンガ倉庫の館内や近隣施設でも、期間中、カフェやレストランでいちごを使った限定メニューが提供されているので、ぜひチェックしてみてほしい。
「ヨコハマストロベリーフェスティバル2020」は、食べて見て遊べる、まさにいちごを味わい尽くせるイベントとなっていた。ぜひ期間中に横浜赤レンガ倉庫に足を運んでみてはいかがだろうか。
●ヨコハマストロベリーフェスティバル 2020
日時:2020年2月6日(木)~2月16日(日)
(雨天決行、荒天時は休業することもあり)
平日 11:00~18:00 土日祝 10:00~18:00
※いちごカフェのみ20:00まで営業
場所:横浜赤レンガ倉庫イベント広場
入場料:無料(飲食・物販・アトラクション代は別途)