矢薙さん(@yanaginga)がツイッターに投稿した短編『神への生贄に捧げられた少女の話』に注目が集まっていました。
雨乞いの供物として神に捧げられた少女に待っていたのは……? 見た目とうらはらに、どこまでも優しい神との思わぬ展開。いつまでも読んでいたくなります。
「私は今日、生贄(いけにえ)になる」。日照りで壊滅寸前の村を救うため、土地を支配する神に供物として捧げられた少女。見るからにおぞましいすがたの神に、少女は覚悟を決めていました……。
しかし神、いっこうに手を出してきません。恐る恐る理由を聞いてみると、「生贄とか初めてだし、どうしようかと思って」と思わぬ反応。しかも「生贄が必要と我が思われてるのにわりと傷ついた」とむしろ気弱なことを言う神なのでした。
日照り続きだった理由は「寝てたから」とのことで、すぐに大雨を降らせてくれます。「生贄も必要ないから帰っていいぞ」と申し訳なさそうにする神でしたが、むしろ「帰ることはできません」と少女が……。
その理由は、「派手に送別してもらったので帰りづらくて」。神も「そんな理由?」と驚きますが、寒そうな娘が暖まるように体を変形させ、「明日は我が村人たちに説明してやろう、ゆっくり休め」とどこまでも優しい神なのでした。
いかがですが皆さん、この尊い展開。読者の皆さんからも「素晴らしすぎて語彙力なくなりました」「神様かわいい」「心が満たされました」と絶賛の声が寄せられていました。 この短編の続きを読みたくなってしまった人、多いんじゃないでしょうか。矢薙さんのアカウントでぜひ詳細をご覧ください。
神への生贄に捧げられた少女の話1/2 pic.twitter.com/YONzOoUfdB
— 矢薙 (@yanaginga) February 1, 2020