ファイナンシャルアカデミーは2月6日、「個人の投資に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2020年1月18~19日、調査対象は同校主催「お金の教養フェスティバル2020」来場者で、有効回答は497人。
投資のイメージ、経験者と未経験者で真逆
まず、投資経験について聞くと、「経験あり」が76%、「経験なし」が23%との結果に。次に「投資に対するイメージ」を尋ねると、投資経験者では1位「楽しい」(17.5%)、2位「豊かさ」(16.3%)とポジティブな回答が上位に並んだのに対し、未経験者では1位「リスクがある」(20.2%)、2位「難しい」(15.2%)とネガティブな回答が上位を占め、投資経験の有無によりイメージは真逆であることがわかった。
個人で投資をすることは必要だと思うかとの問いには、投資経験者の99%、未経験者の97%が「必要」と回答。「必要」と答えた理由を質問すると、「年金だけで生活ができないから」など老後不安に関する声や、「貯金の利率が0に近いから」など低金利時代に関する声、「時間に縛られない自由な生活をするため」など人生設計のための声が寄せられた。
個人がもっと投資をしやすくなるためには何が必要だと感じるものは、投資経験者、未経験者ともに「学校教育内での投資教育」が最多(前者24%、後者23%)。2位は、投資経験者が「投資を語れるコミュニティ」(14%)、未経験者は「企業での研修」(12%)となった。
投資を始める前の過去の自分に、一歩踏み出すために具体的な言葉をかけるとしたら、どんな言葉をかけるか尋ねると、「一日でも早くやること!」「まずは始めてみるのが大切」など投資実践を促す言葉が最も多かった。この他、リスクに関する言葉や投資の正しい知識を身につける重要性に関する言葉も目立った。