きょう4日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、強豪チアリーディング部の監督に密着する。
さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性たちに密着し、彼女たちが決めている7つのルールを掘り下げていく同番組。今回の主人公は、大阪・豊中市にある箕面自由学園高等学校チアリーディング部「GOLDENBEARS」監督の野田一江さん(55)だ。
「GOLDENBEARS」は91年の創部以来、日本選手権での9連覇を始め、全国優勝を果たすこと実に30回以上、高校チアリーディング界で圧倒的な力を見せるチーム。野田さんは、創部から指導を続け、今に至る常勝チームを作り上げてきた。驚くべきことに、彼女は“チア経験ゼロ”から全くの独学で、チームを率いてきたという。
部員たちは「日本一になる為に熱くて。でもめっちゃ優しい」「前向きな言葉にすごく助けられる。お母さんのような存在」と信頼を寄せる。
大阪で生まれた野田さんは、大学の音楽学科を卒業後、クラリネット奏者として活動。音楽の非常勤講師として箕面自由学園へ入ったのは25歳の時。その直後、「アメフト部を応援するため」にチアリーディング部が創部されることになり、野田さんに声がかかったという。「発声ぐらい教えられるやろ、と言われて(笑)」。
“チア経験ゼロ”の彼女が、見よう見まねで本場・アメリカのチアリーディングの映像を見て学んでいたとき、「感動して泣いたのが人生で初めてだった」と回想。そこから本格的に研究を重ね、創部6年目で初めて全国制覇を果たし、そこから常勝チームへの階段を登り始めた。
去年、優勝を逃している「全日本高等学校選手権大会」が間近に迫り、「私たちは1位しか求められていない。そして、3年生にとっては最後の大会だから勝たせてあげたい」と意気込む。部員や親たちの思いを背負いながらも、野田さんは、それを面に出すことはない。果たして、全国大会の結果は…。
部員たちと真正面から向き合い、最後の全国大会に臨む野田さんとチアリーディング部の様子を見た青木崇高は、大号泣の末、「最高やな」とひと言。また、男子校に通っていたため、女の子に対する免疫がなかったという若林正恭が、アメフト部の夏合宿の際に遭遇した、他校のチアリーディング部の女の子たちとの甘酸っぱい思い出を語る。