国内最大級のキャンピングカーイベント「ジャパンキャンピングカーショー2020」が幕張メッセ(千葉県千葉市)で開幕した。国際展示場1〜4ホールを使った過去最大の展示面積には、300台を超えるキャンピングカーが集結。人気モデルから2020年最新モデルまでがそろう会場の様子をレポートする。
国内総保有数が11万台を突破! 販売好調の理由とは?
日本RV協会が2019年7月に公開した調査結果によると、キャンピングカーの国内総保有数はついに11万台を突破。クルマ離れが叫ばれている時代においても販売総額が年々増加し、2018年には過去最高の約458億円を記録した。大躍進といっていいだろう。
キャンピングカーには200万円台のお手頃な「軽キャンパー」もあるが、「ハイエース」などを使った「バンコン」やトラックを架装した「キャブコン」のイメージが強い。また、車両によっては2,000万円を超えるなど、高額な印象もある。
そうした中でも、シェアが拡大している背景には、近年のアウトドアブームがある。そしてもうひとつ、意外な要因としては、昨年猛威を振るった台風のような、大きな被害をもたらす自然災害の増加傾向も寄与しているという。
どういうことかといえば、そもそも車中泊を念頭に置いた車両であるキャンピングカーは、電力や水などのライフラインを備えている。そのため、万が一のセーフティーネットとして、購入を検討するケースが実際に増えているというのだ。
今後もますます注目度が高まるキャンピングカーだが、やはり気になるのは、2020年にどんなニューモデルが登場するかということではないだろうか。そこで今回は、ジャパンキャンピングカーショー2020に集結した300台以上の中から、ニューモデルに絞ってピックアップしてみた。
もしも気になる車種を発見したならば、会期中に是非、会場を訪れてみてほしい。